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・第224話・
あぁ、もう絶対離れたくない……
喧嘩して、擦れ違って
それでも、優しかったあなたに甘えてばっかだった
一度はまた触れ合えたのに、また離れてしまって
どうしてこんなにも好きなのに、触れ合えるずっと近くにいられなかったのか
恋しくて悲しくて
沢山あなたを求めて……
愛して、愛されたいと願った
もう、ずっと触れててほしい……
「及川さん、好きです」
荒々しくベッドに寝かされる。
及川さんは熱い瞳で見つめたまま、上に股がってきた。
だから俺も期待を込めたこの瞳で真っ直ぐ見つめ、彼の首へと腕を回し
愛を囁く……
微笑みの後の何度目かのキス
まだまだ全然足りない
こんなんじゃあ物足りなくて
求めて、必死に頭を上げて舌を彼の口腔内へと捧げる。
彼の甘く熱くて蕩けそうな舌を搦め捕り、自分からキツく吸い上げ音を奏でる。
「ん、んはぅ…ンンっ、んむ……ん、んふ……」
何度も何度も吸い上げて、クチュリと鳴った厭らしい音に、身体が熱くなった。
まさか自分からキスを求めて、しかもこんな音を立ててしまうなんて……
恥ずかしいはずなのに止められない
クチュックチュッ
舌を必死に搦め息が上手く吸えなくなり、苦しくて仕方無いのに、唇を離すのが惜しい……
だんだんと視界が滲んでいく
「んっ、んむぅっっ!
ん…は……ぁ、お、い……ん、ふっ、かわ……さっ……」
苦しい……
でも、もっと……もっと
ボヤけていく視野を無視して更に深く求め、
首にしがみつき、ねっとりと唇を押し付け
舌を吸い尽くす。
そんな俺からのキスに、ただただ応えるだけだった及川さんが、ついに動き出した。
「ん……う、ふぁ……ん、ン……んむうぅっっ!!」
勢い良く中心の熱へと目掛け、膝を突き上げられた。
グリグリと擦り付けるように刺激され、堪らず唇を離してしまう。
「んあっ! んあぁっ……及川さっ……やっ、ぁ、あっあっ!」
「飛雄、もうキス終わりなの? まだしてよ……」
まだしてって……
膨らんでしまった欲望を今も容赦なく刺激してくるくせに、またそんな可愛いおねだりしてくるなんて
ズルい……及川さん……
「飛雄からのキスすんごい気持ち良くて、もっとほしい……
ねぇ、ちょうだい。
キスもっとちょうだい……飛雄」
そう言いながらまだグリグリと、中心へと膝を擦り付け続ける及川さん。
「んっ、ぁ、あっ、あぁ……及川さっ……あぅあっ!!」
瞳を色っぽく細め、艶かしくこちらを見つめながら舌舐めずりする。
下半身がガクガクと震えて堪らないのに、彼の唇へと誘われ動く。
「う、あぁっ、及、川さ、んンっ!」
グッグッ、ググッッ
強弱をつけて何度も擦り付けられ、喘ぐ声を抑えられないまま
導かれ、再び彼の唇を塞いだ。
しっとりと濡れた彼の唇が心地いいのに、下半身への刺激が強すぎて、思考回路がぐちゃぐちゃになっていく。
「んっ、ふ、ふぁ、んっんっ……んふぅ……」
深く口付けをねっとりと、もっと深くしてゆく。
口腔内も、下も、気持ちいい……
足の動きは止められないままで、
更に服を捲り上げられ、胸の尖りを痛いほど抓り引っ張られた。
「ングッ、う、ふぁぁ、んむうっ!!」
痛みに身体を捩りながら、それでも唇を解放することを許してもらえず
何より自分も止めたくなくて……
ひたすら舌を搦め続ける。
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