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・第249話・

及川さんの逞しい胸に愛しさを込めて触れる。 その瞬間彼は、驚いたように身体を揺らした後、少し恥ずかしそうに笑った。 その反応が嬉しくて、俺も口角を上げて見せる。 彼の胸は広くて熱くて、キスだけで興奮して 汗でしっとりと濡れていて 手触りが良くて…… そんな愛しい身体に、ずっと触れていたい。 もっと感触を確かめたくて、胸に掌全体をピタッとくっ付けた。 そして、円を書くようにゆっくりと手を動かしていく。 動かす度胸の両粒が掌に当たって それがなんかくすぐったい。 そのまま動かしながら、彼の表情を窺う。 及川さん、気持ちいいですか……? 彼は粒に手が触れる度に、ピクッと身体を跳ねらせ、 瞼を震わせて 「くっ……ふ…ぅ……」 塞いだままの唇から漏れでる彼の吐息に、感じてくれているんだって分かった。 それが嬉しくて 手のスピードが無意識にどんどん速くなっていく。 すると、初めは柔らかかった胸の飾りが、 だんだん固く尖ってきた。 それにまた口角を上げてしまう。 ぷくっと膨れた尖りを指でつまんで、クイッと引っ張ってみた。 「……ンッ!」 引っ張ったのと同時に身体を跳ねらせ、短く声を漏らす及川さん。 それにまた嬉しさが込み上がってくる。 更に尖りをつまんだ指に力を入れようとしたその時、 彼の手が俺の服の中へと素早く入り込んできた。 彼の胸を触ることに意識を集中させていたから、そんな及川さんの行動に身体が大袈裟に飛び跳ねた。 忍び込んできた手はあっという間に胸へと到達する。 そして、俺がやったのと同じように掌で胸を撫で回された。 「ンッ、ん、ふ……ンンッ!」 さっき服の上から撫でられたのも気持ち良かったけど、やっぱり直接触れられると もっと気持ち良い だから俺の胸の先端も尖ってきたのだろう、つまみやすくなったそれを 及川さんは優しく指先で撫でてから、 思いっきりつまみ上げてきた。 「んふぅっっ!」 ビクンと胸が跳ねる。 連続でやられて、引っ張られるまま何度も背中を浮かせてしまう。 「んっ、ふ、うぅ……ふ…ぅ、んうぅ、ふぁぁっ!」 「飛雄!」 唇を離した及川さんが、強く名前を呼んでくる。 ビクビクと反応しながら、彼へ目線を向けると、 眉をつり上げて、こちらを鋭く睨んでいた。 「ん、あぁっ……及川、さっ……?」 「手が止まってる! 動かせよ!」 「う、あ……はい!」 強く命令されて、弾かれたようにまた手を動かす。 親指の腹で尖りをくるくると捏ねる。 及川さんはまた唇を塞いで、ピチャピチャと音を立てながら、舌を擦り付けてくる。 胸の先端をつまみ上げるのも忘れない。 「ふ、うう……ん、は……ぁ…んうぅ、ぅうっ!」 唇と胸を同時に攻められて、身体がビクビクと反応して、頭がくらくらしてくる。 思わず手の力を抜いてしまうと、それを叱るように 舌を強く吸い上げられ 尖りを痛く捏ねられてしまう。 「うっ! うぅうっ、んっふあぁっ!」 だから、震える手でまた必死に及川さんの尖りへと手を伸ばし 指先でそれを押しつぶした。 何度も角度をかえながら、キスをして 二人で尖りを刺激し合う 「ふ……ぅ……」 「うっ、んんっ! ん、う、ふぅ……んうぅぅっ……んっ、は、あっ!」 及川さんの胸に触れているだけで興奮している自分がいて。 舌を吸われて、尖りを円を書くように回される 二人で触れあって、それを繰り返していると、 だんだん下半身が疼いてきた。 「ん、ふぅ……!」 胸も唇も震えが止まらなくなって 口の端から唾液が溢れ滴るのをどうすることも出来なくて…… それなのに、俺の手が止まってしまうと、 また及川さんが叱って、強く先端をつねってくる。 そんな強くされたら、もう…… 「ンンッ! あっ……あうっ、んうふぅぅぅぅっ!」 身体の痙攣が止まらない 下半身がビクビクと震えて、 白濁を解き放ってしまった

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