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・第250話・

胸も口腔も、ジンジンと甘く痺れていて 快楽を解き放った下着の中は、ぐっしょりと濡れてベトベトになってしまった。 さっきイッたばっかなのに俺の欲望はまだ勃ち上がって、湿った下着の中で窮屈そうに閉じ込められている。 早く新たな刺激を求めて 外へ外へと急かすように、下着を押し退けようともがいているようだった…… 及川さんはビクビクと身体を跳ねらせ 快楽を叫んだ俺に、 唇を離して、眉を下げ笑った。 「飛雄、先にイっちゃったの? 今日は絶対一緒にイきたかったのに……」 「あ……す、スンマセン!」 いつも俺だけ先にイって、恥ずかしさと申し訳なさがあって。 それがなんか悔しくて、寂しかった。 彼にも沢山感じて 俺の手で気持ち良くなってほしかった だから今日こそは いや、今日だからこそ、 「俺も、俺も一緒にイきたかったです」 「うん。次は一緒にイこ。 だから飛雄、一緒にイけるように俺の体 もっと触って 俺もいっぱい触れてあげる…… 二人で一緒に気持ちよくなろ」 「はいっ」 笑って頷くと、及川さんも微笑んで 胸の上に置かれていた手が擦るような動きで、下の方へと撫で降りていく。 腹部の上を滑っていく手の感触に、敏感になっていた中心が また反応を見せた。 「……あっ…ぅ……」 「これくすぐったい? それとも気持ちいいの?」 手の動きに身体を揺らした俺に、彼がそう質問してくる。 答えは……両方 「くすぐったくて、でも気持ちいいです……」 「じゃあ、」 言葉の後、止めたままだった手を握られる。 「俺を、飛雄と同じ気持ちにさせて」 「同じ……」 「そうだよ。さっき言ったでしょ? 一緒に気持ちよくなろって。 もっと触ってほしいんだよ俺は」 熱い瞳でそう訴えかけられる。 自分もそう望みながら、動けなかったことが悔しい。 俺が今感じたことを、及川さんにも…… 「手を休めるな飛雄」 お前が思うようにしていいんだよ…… そう言われているように感じ取った 「触れてよ」 考えるな、本能で動け

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