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・第251話・
今この大切な、あなたとの時間
無駄にしたくないから
もっとお互いの体温を感じて
一緒に気持ち良くなりたい……
だから思うように、迷わず手を伸ばす
指先でそっと触れて体温を確かめてから、掌全体を彼の胸に押し当てる
温かい……
愛しさ溢れるこの気持ちを伝えて
俺の想い、全てを送り込むように
手に力を……
もっと、もっと欲しい
そして、 欲して……下さい
それを彼も望むのであれば、自然とこの手も
思うままに甘い感触を生み出し、与え合うことが出来るだろう……
及川さんを追うように、手を下の方へと滑らせ
腹部の熱を俺の手から取り込むかのように撫でて確め、進み降りる。
彼の肌が熱を増す
更に手を下へ進め、そっと及川さんの中心へ触れた。
そこはまだ完全ではないが、僅かに立ち上がりかけていた。
俺が与えた感触に反応し、期待を膨らませてくれたのだと分かって嬉しくなる。
「及川さん、勃ってる」
「そんなの当たり前じゃん。飛雄に触られてるんだから。
お前もまた勃ってるよね?
一緒に触ろ」
その言葉に笑って頷き、そっと彼の下着の中へ手を滑り込ませた。
この中はすごく熱く感じて、まだ触れていない中心はもっと熱いんだろうなと想像しながらも、
自分の体温も上昇してることに気づいてなくて。
速くなっていくこの胸の鼓動をどうすることも出来ないまま、彼の昂りに指を絡ませた。
想像以上
ヤバイぐらい熱すぎだろ……
そんなことを考えている間に、及川さんの手も俺の下着の中へ進入してきた。
「んっ!」
「ちょっと……まだ触ってないのに、そんなエロい声出すのは早いよ」
「すんません……」
一緒に触るって、分かってたのに
及川さんの手が入ってきたと意識した途端、思わず声が出てしまった。
及川さんは眉を下げて笑ってから、俺の中心には触れずに
手を裏返して下着を触った。
「お、及川さん……」
「トビオちゃんのパンツ、ベトベトだね。
さっき乳首だけでイっちゃったんだよね……」
指で下着を擦って、俺がさっきどれだけイってしまったか確かめるように手を動かす。
「んっ……は、ぁ……そ、そんなのいいですから、早く、触ってくださいよ……」
「だからまだ触ってないのに、そんなエッチな声出さないでよ」
「ちっ、違うぅ!」
動かされる度、手の甲が中心に当たって、小さな刺激になる。
更にそれによって下着が膨らんで、中でモゾモゾと動く様子が
何かの生き物が入って動き回っているようで、なんかものすごく卑猥に見えた。
「や、あぁ……もう、ちゃんと触ってくださいっ!」
「っ!
分かったから、そんなに引っ掴まないでよ!」
「だ、だって及川さんが!!」
「そんな顔して! すんごい煽られる!」
我慢出来なくなって思わず掴んでいた陰茎を強く握ってしまった俺に
顔を歪ませた及川さんが、突然素早く俺の下着を下げて
陰茎を強引に引っ張り出した。
「んあっ!」
自然な動作で鈴口を指先で押し潰すように刺激され、身体がビクッと震えた。
「あっ、ん、はっ、ぁ……うっ!」
グッグッと連続で押し潰されて、声が溢れ出る。
「人にばっか頼んでないで、お前も早く手を動かせ!」
「あっ! あぁ……及川さっ!」
手が上手く動かせない
「このままじゃ、またお前だけでイっちゃうよ?」
「あ、うっ……い、いやだっ!」
「俺もやだよ。
ほら、俺のことも気持ち良くして……」
「ん……あぁ、ンんんっ」
耳元に唇を寄せられ、囁かれた言葉が甘く脳内に響く
俺も……手を動かしてやらねぇと……
耳と亀頭に与えられる快感に負けないように、
震える手で彼の陰茎を下着から引っ張り出し
必死に手を動かし始めた
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