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・第255話・
イったばかりの愛しい陰茎を見つめながら口をムズムズさせていると、及川さんがスルリと俺の臀部を撫でてきた。
「んっ……は、ぁ…」
イったばかりでもまだまだ敏感に反応する身体
及川さんは割れ目にそって指を何度も滑らせた。
繰り返される度むず痒くて、腹の奥底が疼くような感覚。
吐き出し静まりかけていた欲望が、再び熱を宿しだす。
「あ……あぅ、ん……」
「もっと飛雄を感じたい……い?」
熱っぽく囁かれた甘い質問
臀部を撫でるその手も熱くて
動かされると、そこからどんどんあなたの体温が全身に伝わってきて、また震え始まって
もっとほしくなるに決まってる
「おい、かわさん……」
精液を吐き出して間もない彼の陰茎、
だけどそこも少しずつ硬化し、また欲望を作り出そうとしている。
それをいっぱいに、受け止めたいんだ
「及川さっ、の……ほし…い……」
「…うん……」
柔らかい返事に頬を緩めて、
見つめていた熱をもう一度掴み取り、口内へと導き入れた。
受け入れる準備をするために……
「ふっ、う、ぅん……ン」
「クッ…飛、雄……」
喉の奥まで深く届くように、呑み込んでいく。
奥まで咥えすぎて、えずきそうになるのを無視して、そのまま陰茎全体を包み込み
全てを吸い尽くすようにしゃぶりつく。
「んッ、ふ、ンンッ!……ふ、ぅ…」
「ハァ……っ…」
及川さんの気持ち良さそうな吐息
それを聞いて、もっと強く吸い付いていると
臀部を両手で包み込まれ、顔を上げる気配がした。
包み込まれた二つの膨らみを左右に開かれ、
「ンッ!」
それだけなのにこんな高い声が溢れ
窄まりに熱く濡れた感触を与えられたら
「ンウッ!」
その熱さに、大袈裟な声と一緒に腰が跳ねてしまう。
それを押さえ込むように尻を掴む指に力を込められ、窄まりに舌を押し付けられた。
なんか押し付けられたところが、焼かれるみたいにジワジワと熱くなっていく。
火傷しそう……
「ふ、う……ぅ…」
ゆるゆると舐め、撫でられ
蕾がヒクッと縮こまる
下から上へ、ゆっくりと舐め上げられ
まるでどんな形をしているのか、確かめるような動き。
舌が通ったところが濡らされ冷えて、震えたらまた柔らかな感触に濡らされ熱くされる。
「んっ……ふ、うぅ……」
舌の柔らかさが気持ち良くて
その熱さ、ヌルリと滑る感触に、下半身がゾワゾワとわなないて止まらなくなる。
それ、気持ち、いい、気持ちいいけど……
もう、それだけじゃ物足りなくなってきた。
「ふっ……ふあぁっ……」
奥底が疼いて、どうしようもなくて
及川さん……
もっと奥に、強い刺激が欲しくて、欲しくて……我慢出来ない
それに早く気付いてほしくて、窄まりに触れる熱い舌がもっと強く擦れるように、甘く痺れてうまく動かせない腰を必死に上下に揺らした。
「はっ、は……っ…ふ、あっ、ぅ……」
ゆっくり動いていた彼の舌が、さっきよりかは強く窄まりを刺激してくれるようになる。
でも、まだ足りなかった。
う、ぅ……もっと強いの欲しい……
そう伝えようと咥え込んでいた陰茎を口から離そうとしたその時、及川さんが両手で包み込んでいた二つの膨らみを更に左右に開き、
蕾の中へ舌を捩じ込んできた。
「んあぁっ!」
グチュッ、ニュプププ……
厭らしい音を立てながら彼の舌が、快感を期待して疼いて止まない灼熱の蕾の中へと侵入していく。
「ふぅっ、あ、あぁ……ん、あぅっ…」
柔らかくて、ヌルヌルと俺の中を突き進んでくる
この感じ、堪らないっ
もっと奥にきて
願った通り確実に奥へ奥へと入り込んでいく熱い舌に、鼻から漏れ出る息が荒さを増した。
柔らかいだけじゃない、しっかりとした舌先の感触。
グリグリと内壁を擦り上げて、良いところばかりを刺激してくる。
「うっ…う、うんっ……ふ、あ、んっ……」
そんな何度も良いところ擦られたら、溢れる嬌声を押さえることなんて出来るわけがない。
彼の吐息が尻を甘くくすぐってくる。
グチュッ、グチュッ……
抜き差しされる度に、一緒に腰が揺れて
掻き回されたら、フルリと陰茎も震えた。
「くっ……ンッ、ふ、うぅ……く、うっ」
あぁ、ヤバい……
もっと、もっと欲しい
このヌルヌルとした舌の感触が、気持ち良くて仕方ないのに、俺はどこまでも欲張りになっていく。
これだけでも気持ちいいのに
舌だけじゃ物足りなくなってきて、本当にため息が出る。
奥へ……一番良いところへの刺激が待ち遠しい
やっぱり及川さんの中心の熱で、俺の中全てをいっぱいに満たして欲しい。
もっと彼が欲しいって願うのは……
今の俺には、もう当たり前のことだから
気付いて……俺が今よりもっと強い快楽を欲して
あなたをこんなにも求めてるって……
休めていた唇を、また動かし始める。
ずっと口内に含んでいた愛しい熱の塊へ、快楽を届けるために。
及川さんがそっと、窄まりから舌を引き抜く。
解れたばかりの蕾を指で優しく撫でてから、
そのまま中へと指を突き進めていく。
「ふっ! う、んうぅっ……」
太くて、長い指……
愛しくて、これも快楽を与えてくれるけど
今はそれよりももっと太くて、熱い欲望を求めて止まない
「ん……はぁ、はぁ……飛雄……とび、お…」
熱い吐息を吐き出しながら、及川さんは甘い声で俺の名前を呼んで
同じように俺の陰茎を再度、口腔へと導き入れた。
陰茎も、窄まりも、同時に攻めて
それをも越える快楽を俺に……
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