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【イカレ竜・R18】育てた息子が伴侶になるまで(8)
イヴァン様が嬉しそうに笑って、甘くキスを降らせる。体の隅々、されていない部分がないんじゃないかってくらい、沢山。俺
はそれを受けながら、目元を腕で隠していた。情けなく泣いてたから、恥ずかしかった。
「ハリス、泣かないで」
「泣いてないっす」
「…大事にする。約束するから」
「うっす」
もう、なんでもいい。全部まるっと受け入れる。勝てる気がしないし、勝てなくていいし、流されてるとかそんなのどうでもいいし。むしろ流されまくってるくらいでいいし。
「貰っても、いい?」
「いい」
「有り難う」
嬉しそうな声がして、腕をどけられて、瞼にもキスされて。ほんと俺、どこまで甘やかされるっすか。
イヴァン様の唇が、俺の熱くなった前に触れる。それに息が詰まって鳴いた。先端を吸われただけで、ビリビリした。息を吐いて、襲ってくるものに耐えている。
「ハリスのここ、意外と大きいんだね」
「そんなこと…!」
「口に入るかな…」
根元を強く握ったまま、イヴァン様が俺のを口の中に入れていく。熱い口の中が、舌がペロペロ舐めて、脳みそ揺れる。正直何回か、空腰振った。あまりに気持ち良くて、自分の体なのに言う事きかなかった。
イヴァン様はしばらくそうして俺の高ぶりを舐めて扱いてデロデロにして、完全に勃起した所で口を離した。
そしてそのまま深くキスをしながら、イヴァン様は切なそうに眉根を寄せて低く喘いでいる。
俺も、何か「あれ?」と思った。だって、知識だけはあるっす。なんせランセル様の事がありましたんで、知識だけは。この後、俺後ろを解されて、そこで繋がるはずっす。
「あの、イヴァン様?」
「あぁ、ごめん。もう、平気」
何が平気? 思っている間にイヴァン様は腰を立てて、俺の高ぶりを手で固定する。そしてその上にそっとご自分を押し当てると、ゆっくり腰を落としていった。
「え! ふあぁ!」
「はっ……あぁ!」
グプグプと飲み込まれていく俺の高ぶりが、柔らかい部分に包まれていく。気持ち良くて飛んだ。ってか、何か軽く、イッた気がする。中でぬるりと滑ってる。
「あつ…ぃ。ハリス、イッた?」
高ぶりを半分くらい飲み込んだイヴァン様が、壮絶艶っぽい顔で聞いてくる。全身染まって、瞳が濡れていて、息が上がってて、中がヒクヒク動いていて。俺はそれを、呆然とみている。
「もう少しだから、待ってて…。全部…飲み込めそう…」
また、ググッと腰が落ちていく。中がゆっくり窄まっていく感じがする。キュムキュムっと包まれて、俺は本当に目の前に星が散った。ってか、さっきから腰が緩く動く。気持ち良すぎて、欲しがってる。
「あっ、待ってハリス! 突いたら! んぁあ!」
何か、ゴリッと押し込んだ途端にイヴァン様から力が抜けて、支えていた腕がガクンと落ちた。途端、腰が勢いよく落ちて俺は最奥を突くことになった。
ズブンと、とても薄い部分を押し抜けた先はとても狭くて、俺は一度出したはずなのにそこでもまた達した。
イヴァン様の体が倒れて、俺は慌てて支えた。凄く熱くなった肌を、汗が滑っていく。苦しそうで、何かまずい気がして抜こうと腰を動かしたら、すんごい色気のある声で喘いで、中で思い切り吸い上げられて断念した。どうしようもないよ、どうしよう。
「イヴァン様…」
「んぅ!」
「あぁ、ごめんっす! 痛いっすよね! あの、ゆっくり抜くんで…」
「嫌だ、抜かないで!」
ギュッと抱きつかれて、どうしようもなくなっているとイヴァン様の腰が揺れた。緩い動きでも気持ちいいのか、声が止まらない。それに、中もずっと痙攣してるみたいで、吸い付いてくる。
俺も気持ち良くて朦朧としている。あそこが溶けちゃいそうで、でもそれでいいように思えてくる。
ゆっくり上体を起こしたイヴァン様は、自ら腰を抜いてまた落としていく。その度に濡れた音がして、俺もイヴァン様も堪えきれない声を上げた。
それは徐々に早くなって、俺も最終的には下から突き上げた。気持ちいいって言うイヴァン様に応えるようにして、前も握った。
そうしたら急激に上り詰めたのか、イヴァン様は高い声で鳴いて、落ちるように倒れかかってくる。そして昂ぶりからはたっぷりの熱いものが吐き出されて、俺も締め上げられて吸い上げられて呻きながら数度腰を振って奥へと出していた。
なんか、妙な筆下ろしになった。童貞卒業おめでとう? 確かに俺、後ろ掘られてないけれど…これは食われたんじゃなかろうか?
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