21 / 117
8-2
黎一朗はすべてまるっと父親の志樹に打ち明けた。
信憑性を高めるため、ルルラルに普段は仕舞っている翼も出してもらった。
志樹はありのままを受け入れた。
ルルラルと黎一朗の関係に関しては「当人達が幸せならそれでいいよ」と言ってのけた。
優しい志樹、出来の悪い弟として甘やかされた千里がぱっぱらぱーに育ったのも納得できる。
さて深夜になった。
ソルルと子ども達がいなくてよかったと思いながらすぐに熟睡した千里、枕を並べてすやすや眠る黎一朗とルルラルふうふ。
床で寝ているはずのリリルルの姿が見当たらない。
それもそのはず。
「君は僕の孫だろう?」
勝負ランジェリーでえろかわいく決めたリリルルは志樹のベッドに潜り込んでいた。
だが、どうしたことだろう。
いざこうして志樹のすぐそばに改まって行くと、どうしていいのか、わからなくなった。
「それに男の子だろう?」
いつもの調子が出ないリリルルは自分からベッドに潜り込んでおきながら、もじもじする。
歓迎ムードじゃない志樹にちょっと怯えてしまう。
「……リリルル君?」
黙ってじっとしているリリルルを、眼鏡をかけて覗き込んだ志樹は、その涼しげな双眸をちょっと見張らせた。
大きな双眸に涙を溜めてじんわり濡らしたリリルル。
毛布の下でぷるぷる震えている。
大本命に対してはどうも乙女雄悪魔な部分が出るようだ。
志樹はしばしぷるぷる震える涙目リリルルを見つめていた……。
「は……っぁっはぁぁんっ」
主寝室に響くはリリルルのいつになく甘ぁい鳴き声。
一見堅物そうなくせに「据え膳食わぬは男の恥、だから好き嫌いせず残さず美味しく頂きます主義」のエロ中年男志樹、ちゃんと前戯で孫リリルルを目一杯感じさせていた。
薬指と人差し指で、使い込まれて柔らかなアナルをくぱぁぁ……と拡げ、長い中指で肉粘膜をなぞり擦る。
三本ともぬぷぬぷ根元まで挿入しては、ぬちゅぬちゅぐちゅぐちゅ、ゆっくり出し入れする。
「はう……っはぅぅ……っ」
四つん這いになったリリルルは志樹の指姦にうっとりえろっぽく身悶える。
高校生男子に跨ってがんがん腰を振っていたのが嘘のような乙女っぷりだ。
フリをしているわけではない、志樹の指だと思うと、もうどうしようもないくらい感じてしまうのだ。
にゅっぽん指を引き抜いてみれば、腫れたみたいに、ぷぅぅっと盛り上がったアナル。
指の腹を肉穴表面に浅く沈め、円を描くようにくるくる撫でると、リリルルはさらに悶えた。
「リリルル君、お尻の穴、感じるのかい」
「はぅぅ……感じちゃう……ボク、お尻の穴、いっぱい感じちゃぅ……」
褐色肌にえろく映えるホワイト花柄レース地のガーターベルトとストッキングしか身につけていないリリルル、アナルをくるくる撫でる志樹を肩越しにぷるぷる見上げた。
「おじい様ぁ……ボクのカラダ、いつもとちがうのぉ……」
「……さすがにおじい様は萎えるよ、リリルル君」
「ひゃぁぁん……っおじい様ぁ……!」
「……おじい様じゃなくて、志樹でいいから、リリルル君」
「し……志樹ぃ……?」
「そう。志樹って呼びなさい」
志樹の命令形にリリルルは思わず全身をぞくぞくぞくぅぅっと震わせた。
ちなみに現在、志樹の成熟しきったペニスはリリルルの柔らか早熟アナルに奥まで挿入中、だ。
志樹に乗っかった騎乗位、両太腿をしっかり掴まれて揺さぶられ、じゅくじゅくしたアナル奥に生肉棒が延々と擦れる。
お尻をすっかり落としたリリルル、志樹のお腹に両手を突いて腰を振ろうと思うが、へろんと力が抜けてうまく動けない。
すっかり志樹のペースに呑まれている。
「ふぁぁぅぅっ……やらぁぁ……こんなの、ボク、はじめて……っ! 志樹のおちんぽで……へんになっちゃぅ……っ!」
「可愛いね、リリルル君、とても孫だとは思えない」
「あ……! んはぁ……!」
リリルル蜜壷の愛液と志樹ペニスのカウパーが混ざり合い、結合部から淫らな音色が執拗に聞こえてくる。
スマートな体型からは想像のつかない、その膨張亀頭、際立つ段差カリ、ずっしり力漲る竿、魅惑の完璧肉茎が早熟アナルを徹底的に打ち負かそうとしている。
「ぁぁぁぁ……ぃゃぁぁ……っあんっそんな揺らしちゃ……っだめぇぇ……ふぁんっ」
ピンクツインテールを揺らめかせてリリルルは仰け反った。
お腹の底をノックするように突き上げられて、貧弱ペニス裏側の前立腺を巧みにカリ首で強めに刺激されて。
体中がふやけそうなくらい熱くなる。
「ぃっ……ぃくのぉ……ボク……っ志樹に突き上げられながら……っぃっちゃぅ……ね、志樹ぃ……っボク、もぉ……ぃってぃぃ?」
「いいよ、いきなさい」
ストライプ柄のパジャマをほぼ着たままの志樹、緩やかだった速度をちょっと加速させた。
すべすべ褐色太腿に指先を軽くめり込ませ、もっとずんずんずんずんリリルルを突き上げてやる。
「はぁぁぁ……っっじゃあ……っボク、もぉっいくね……? あっあっあっ……や……っぁん、だめぇ……っこれいい……っぃくのぉ……っ志樹ぃ……っきもちぃぃ……っ、きもちぃぃ……! あっあっ……ああん……っぁぁぁぁぁ………………!!!!」
頭も体も蕩けてしまいそうな熱に導かれるがままリリルルは絶頂へ。
貧弱ペニスの先っぽから白濁愛液がたんまり飛び散る。
蜜壷をかたどる肉壁がどんどん狭まっていく。
志樹の完璧ペニスがぎちゅぎちゅ搾り込まれ、さらに、青筋をびきびき増やして肥大する。
「ひゃ……!ぁ……んっ志樹もぉ……志樹もいってぇ、お願ぃ……!」
「いいのかい」
「ぃぃよぉ……っほしぃもん……っ志樹の人間精液……っボクの……お尻の奥らしてぇ……っ!」
リリルルはいきながら中出し射精を切なげに強請った。
すると、志樹は、太腿からむちむちお尻へと両手を移動させ、ぐっと掴むと。
射精中のリリルル自身を前後左右に激しく揺さぶった。
「はぁぁぁぁ…………!! きっきてる……っ志樹のあったかぁい精液……っボクのなかに……っぁぁ……溢れちゃぅぅ……っ!!!!」
射精中、中出しを決められ、リリルルは絶頂の波状攻撃に感極まった。
上体を倒し気味にして、志樹の腹にたまたまを擦り当てて刺激し、悪魔ざぁめんをびゅるびゅるもっと放出させる。
「……空にするぅ……志樹とのえっちで、ボク……っせぇし空にするのぉ……」
「……僕の年、考えてね、リリルル君?」
とか言いながらばりばり現役の志樹は孫リリルルを一晩中喘がせた。
さすが熟練中年。
「お父さん、リリルルとしちゃうなんて」
「ボクが誘ったんだもぉん★ ……志樹、好きぃ……」
黎一朗の目の前でリリルルは志樹の頬にちゅっとキスした。
肘掛け椅子に腰掛けて新聞を読んでいた志樹は無反応だが、肘掛けに器用に座ったリリルルはとろんとそんなグランパを見つめている。
まぁ、知らない他人とやりっぱなしよりは、ましかもしれない。
黎一朗はそう思うことにして欠伸をしながら洗面所へ顔を洗いにいくのだった。
ともだちにシェアしよう!