43 / 117
14-4
「……千里、オヤジがきたら、なんで締まる」
「ッちが……!義理パパの前でこんなん、失礼の度を超えてんだろーが!」
こっぱずかしくて嫌々と離れようとする千里をソルルはさらに抱き寄せた。
「あーーーーーッ……ばっばかぁーーーーーッ!」
悪魔かうぱぁを結合部からごぷごぷ洩らしながらの激ピストン。
ぶるぅッッと折れそうなくらい仰け反った千里を支え、嫁アナルを突き掘りながら、悪魔は大悪魔を睨む。
「俺だけが千里を満足させてやれる。体も心も」
「本当に?」
「やだぁぁぁッいやぁッッ……ソルルぅッッッ!!」
「ココを子宮化させていいのも」
波打つ腹を撫でる。
「ココに注いでいいのも、子を孕ませるのも」
人間男嫁に、種付け、する。
「ひ………………ッッッ!!!!」
腹底に猛然と迸る大量の悪魔精液。
義理父と我が子らの目の前で二度目の絶頂に至った千里。
「千里を愛していいのも、夫の、俺だけ」
項垂れてぜぇぜぇ瀕死さながらに呼吸していた千里は、そして、気が付く。
正面に立つ義理父の片手に、ちょびっと……飛ばしていることに。
………………やっば………………。
「はぁッはぁッはぁッあッあの……ッお、お、おとーさま……」
ドドドドド赤面している千里にヒルルは微笑みかけると。
手にくっついていた息子嫁のソレを……上品に舐め、微笑した。
「美味しいみるく、ご馳走様です、千里さん」
「うあ」
「……だから、なんで締まる、千里」
それはときめきから来る胸キュンではなく。
絶対的主人が醸す怖気を奮うくらいの美しい凄味に心臓を巣食われて覚えた……戦慄。
そうして悪魔の宴は終わりを迎えた。
玄関からじゃなくルーフバルコニーからバッサバッサとお暇していった悪魔ファミリーをかろうじて見送った千里、室内によろよろ戻り、扉をいくつかバタンバタンして。
ベッドですやすや眠るカノンを見つけるとその横に倒れ込んだ。
「新居、どーだ、千里」
背中にくっついてきたソルルを鬱陶しそうに見、千里はぼやく。
「着替えも何もねーよ、腹へったし……どーすんだよ」
「俺がいるぞ、千里」
「……」
愛していいのも、夫の、俺だけ、か。
「なに、ニヤニヤしてる、千里」
「べーつーに」
「新居、気に入ったか」
「……zzzzz」
「千里」
カノンの隣であっという間に眠ってしまった千里をソルルは抱きしめた。
新婚マイホーム生活、どうなることやら。
ともだちにシェアしよう!