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15-4
悪魔夫と人間男嫁の似非新婚さんは玄関えっちだけじゃあまだまだ物足りなかった。
「あん……っおっきぃ……ッッソルルのぉ……っソルルのバイブちんぽデカすぎぃいぃい……ッ!」
ガラス扉に黒の大理石を基調とした内装の大人色気がむんむんなバスルーム。
二重構造の白いバスタブは広めにつくられている。
だけどやっぱり二人で入ると少々窮屈だった。
「今日の千里は素直だ」
でもそれが興奮を煽ったりする。
「素直なお前はイイ」
「あ、ぅぅっ、あんっ……キス、欲ひぃ……ソルルっ」
湯船の中でソルルと向かい合い、腰を掴まれ、ぐるーりぐるーり回されていた千里。
お湯を弾く褐色肌に指先をめり込ませてエロ顔全開でまた強請る。
するとソルルは腰に添えていた手を嫁の唇へ。
「ここに俺の唇が欲しいのか、千里」
褐色指でゆっくり唇をなぞられて、千里は、お湯の中ということもあっていつにもましてポォォォォっとなった。
第一関節まで浅く唇に含んで、カリッと歯を立て、ソルルの指をかじる。
お湯の中でイキ続けているペニスを我慢できずにちゃぷちゃぷ自己愛撫する。
「ソルルぅ……欲ひ……ぃ」
「俺も欲しい」
「んむ……?」
「お前のキスが欲しい」
ソルルの褐色指を咥えていた千里は思わず悪魔夫を噛んだ。
痛くも痒くもない反面、骨身をより滾らせて、嫁の粗相に甘んじるソルル。
「……ソルル……」
千里はちゃぷちゃぷと湯面を波打たせてソルルに自分からキスした。
逞しい褐色肩に両腕を引っ掛け、ヴルヴルと肉底を震わせる控え目なバイブレーションを痛感しつつ、迎え入れられて、招きに応じて。
舌と舌を結び合わせるみたいにして絡ませて。
唇をゆっくり開閉させては溢れる唾液を共有した。
はぁ、まじ、とける。
こいつ、まじ、俺の旦那様だわ。
湯から絶妙な具合で覗いていた千里の双丘を鷲掴みにしたソルル、究極巨根をじっくりピストン、肉奥に重いド突きを喰らわせてきた。
抽挿がもっとスムーズになるよう、むにぃぃぃっと尻たぶを横に拡げる。
みちみちと後孔が拡張されているのを膨張竿でとことん味わう。
「は、ぁンぅぅん……っっソ、ソ、ソルルぅぅ……ッッ!!」
「もっとキスしろ、千里」
挿入され感にずっぷしハマりたいところだが千里は悪魔夫のお願いを聞き入れた。
ソルルの顔に両手を添えてキスを続ける。
ズシンズシン貫かれてつい中断しそうになるところをぐっと堪えてソルルの唇に夢中になった。
「んんぅぅんん……っんんんんんっっ!!!!」
さすがに怒涛の射精攻めが始まるとキスを解いて無心で絶頂したが。
「あッあああああッ、ああああああッッ!!!!」
バスタブ内で涙ながらに仰け反ってビックンビックンする千里の首筋に擦り寄り、ソルルは啄むようなキスを落とした。
「あ、ああぁぁあぁあ、あ、あ、あ」
「えろい嫁だ、千里」
「あ、あううううう……あぅぅ……ソルル……」
「お前のせいで孕ませ機能をオフにするの、忘れた」
「はぁはぁ……え……え?」
「もう孕ませないつもりだった。でも。新居にぼっちのカノン。それはさみしいな」
「……えええええ?」
なにそれ、こづくり宣言ですか?
「長いお風呂ですね、ねぇ、カノン?」
似非新婚さんの寝室でスヤスヤ眠るカノンの頭を撫で、究極地獄耳を澄ましていた不法侵入ヒルルは、愉しげに微笑した。
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