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アイデン×鷹名大河(たかなたいが)

「ねぇ大河、このまま天に飛び立つのとたまに気持ちよくなるのとどっちがええ?」 つうっと舌で首筋から耳の下まで舐め上げた後、彼は耳元でそう囁いた。 「……君はどうしたいの?」 俺はそう言ってゴクンと息を飲んだ。 「ぼくぅ? 僕は大河をお持ち帰りしたいかなぁ」 そう言って彼ははむっと耳朶を噛んだ。 「お持ち帰り?」 また違う感覚に震えながらそう聞いた。 「おん、もっとも〜っと可愛がりたいなぁって……嫌?」 彼は俺の正面に戻ってきて、クルンとした瞳で見上げてそう言ってきた。 「嫌やないけど……」 恥ずかしくて俺はボソッとつぶやく。 「それなら良かったぁ、えへっ♪」 彼はそう言ってニコッと笑い、俺の厚い胸に飛び込んできた。 俺は彼の背中に腕を回し、優しく抱きしめた。 fin.

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