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第10話
「あんまり…見んなっ!」
「なんで?」
「だって…だって…! んぁっ!?はっ?!触んなってぇ!ひぅ!」
俺の小ぶりなペニスをゆるゆると上下に抜かれ、あっという間に勃起してしまった。
人に触られるのは初めてで、どうしたらいいのか分からない。
勃起したペニスからトロトロと透明な液体が溢れて、男はそれを指に絡めて手を動かす。気持ちいい波が一気に来て、頭の中で何かが弾けそう。
「気持ちいい?一回イっとくか」
「やあぁ!! だめっ!イきそう、だからぁ! あぁっ!イクッ、イクッ!!」
ぱん、と何かが弾けて白濁液で自身の腹を汚してしまう。呆気なくて果ててしまった。しかもこんな男にイかされるなんて…。屈辱というか、なんと言うか…。
クタッと力が抜けてベッドに体を預けていると、両足をグイッと持ち上げられお尻が丸見えになってしまった。
思考がついて行かず、今から自分が何をされるかも分からない。
「じゃあ、指入れるから痛かったら言えよ」
「え、指?指って何?」
お尻にヌルヌルとした液体を垂らされ、穴の周りをクルクルと円を描いて刺激される。
そして、ツプ…とゆっくりと指が1本中に入ってくるのが分かった。
「あ?なんかキツくね?お前、もしかして本当に処女だったり…は?!」
男はもしかしてと思い、顔を上げ青年の方を向いて仰天。
ボロボロと涙を零しているではないか。
こればかりは男も、やっちまった…と少し反省した。
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