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第12話
「んっ、ぅ…いま、何本?」
「2本目。もう少し解れたら3本目入れるからな」
「うー…はい…」
さっきはショックすぎて泣いてしまったが、こんな中途半端な所で終わらせてたまるか!という半ば意地みたいなもので続けてもらった。
嫌…と言うよりは、ショックの方が大きかった。こんな所に指入れるのか!?とびっくりしてしまったのだ。
汚くないのかな…。他の人もセックスする時ココ使ってるんだよね…。
「痛くねぇか?」
「う、ん…大丈夫。けど、お腹の中で指が動いてて…なんか、変な感じ…」
「そりゃあ中に入ってるからな。直ぐに慣れる」
時折こうして「痛くないか?」と聞いてくれる。さっきの事もあって気を使ってくれているのだろう。
この人優しい、のか? ドSには間違いないだろうけど。
「ッ!あっ!!…え?今の、なに?ビリビリして、ヘン…」
「ココ、気持ちいいか?」
ある一点を擦られ、ビリビリと快感が体を駆けた。変な声が出てしまい、咄嗟に口を塞いだ。
男はニヤニヤと意地悪そうに笑っていた。
「やっ!あぁっ!なに、そこ!なんか、ヘンだってぇ!」
「ここ、前立腺って言って男でも気持ちよくなれる場所な」
前立腺?前立腺がんとか言うあの前立腺?
ビクビクと体を震わせていると、指がもう1本増えたのがわかった。
3本の指が中でバラバラに動き、その度に前立腺を擦られ、きゅうきゅうと指を締め付ける。
暫く指を動かしたり、抽挿を繰り返したところで中から指が抜けていった。
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