指の代わりに、熱いモノが当てがわれた。 うそ、さっきまで勃ってなかったのに今はガチガチに勃起している。 「挿れるぞ」 「あ…、んっ、んんっ！！」 肉壁を割くようにゆっくりとモノが入ってきた。確認するように結合部を手で触ると、ちゃんと俺のお尻に男根が入っていた。 は、入ってる…！ なんかすごい広がってる感じがして気持ち悪い…。 思ったより痛くなかった。気を使ってたくさん解してくれたお陰だ。 指とは比べ物にならないくらいの大きさをと質量、その存在感は圧倒的で。 はぁ…、と色っぽいため息をつく男は、かなりキツそうな表情をしていた。動きたいけど、動けないのを我慢しているような。 この表情を見て、思わず口が勝手に動いていた。 「…っはぁ…ねぇ、動いていいよ…あんた、我慢してる、から。…好きにしていい、よ…？」 「はっ、煽んなっつの！ 後悔しても知らないからな」 中に入っていたペニスを引き抜かれ、ズンっと奥まで突かれる。 気持ちいい所をピンポイントで擦り、きゅうきゅうと中を締め付ける。こんなに気持ちいいの初めてで困惑するが、与えられる快楽に抗うことはできない。 「あっ！あぁっ！きもちぃ…ッ」 「おま、締めすぎっ」 「だって！むりぃ！気持ち良くて…溶けそう…！」 ズン、ズン、と奥を何度も突かれ気持ちいい波が押し寄せる。体の奥から何かがせり上がってくる感覚がして、より一層高い声を出して喘ぐ。 「もっ、イきそう！イクッ！」 「俺も…イク…あ、お前！足退けろ！中に出しちまうだろ！」 「やだぁ！」 「ちょっ！！くっ！」 抜けないように背中に足を回してやると、男は果てたのかお腹の中に温かいものが広がっていくのを感じた。 セックス、してしまった…。しかも童貞より処女を先に卒業するなんて…。 薄れていく意識の中で、男の顔が近づいてくるのが見えた。