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第25話

レンさんの本当の理由が知れて、安心したら眠くなってきた。 今日はお言葉に甘えて寝ようかなぁ、と再びベッドに寝転がると、上からレンさんが覆いかぶさってきた。その光景に目を丸くして見つめると、形のいい唇を器用に釣り上げてニヤリと笑う男。 「でも、そんなに夏樹がシたいなら期待に応えようかな。そんなこと考えられないくらい愛してやるよ」 「へ…?レンさん、まじか…」 変なスイッチが入ってしまい、これは止められないだろうと悟った。そもそも誘ったのは俺だし、今更「やっぱり止める」なんて言えない。これは俺の自業自得だ。 バスローブを剥がされ、下着一枚になった俺はレンさんに体の隅々まで舐められていた。 くすぐったくてやめて欲しいのに、止める気配は全くない。 「レンさん、俺汚いから…止めて?」 「風呂入っただろ?汚くねーよ」 やめて欲しかったのにそんなのお構い無しだ。お風呂に入ったけれど、体を舐められるのは抵抗がある。どうしても自分は汚いのではないかと思ってしまうのだ。 俺のおへその辺りを舐めて、どんどん下へと下がって行く。 あ、それ以上下に行ったらダメだ! 「ちょっとストップ!!」 「ん、なんでだよ」 不満そうな顔で俺の股間辺りで止まっている。間に合って良かった。 このまま止めなかったら、たぶん俺の息子も… と考えると罪悪感で死にたくなる。自分がフェラするのはいいけど、自分がされるのはちょっと…。 「てかお前、バスローブ着る時は下着は履かなくていいんだよ」 「え、そうなんですか?」 海外映画とかでバスローブのままワインを持ってテレビを見ている、という印象が強かった為、長く着ているなら下着は着けるものだと思っていた。 だけどあれは映画だけで、実際バスローブはタオルの代わりみたいなものらしい。だから下着は付けなくていいのか。

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