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第26話

「じゃあレンさんも履いてないの?」 「履いてないぞ。ほら」 と言ってバスローブをペラリと捲られる。確かに履いてなかった。 だけど、レンさんのソレは既に勃起しており、苦しそうだった。俺の何を見てそんなに興奮してくれているのかは分からないけれど。 俺に合わせてくれているのかな。俺たちは所謂セフレと言うやつなのだろう。だから俺の事は気にしなくていいのに…。 「俺に合わせてくれなくて大丈夫ですよ? レンさんのペースで… ソレ、辛いでしょ?」 「いや、俺は大丈夫だ。言っただろ?夏樹に無理させたくないって」 「俺は平気です! 後ろも一応解しときましたし!」 備えあれば憂いなし、と言うだろう? 一応ね、一応自分で解しておいた。 グーグル先生に聞くと、セフレの約半数は自分で解しておくらしい。俺の読んだサイトにはそう書いてあった。 自分のお尻に指を入れるなんて抵抗はあったけれど、全てレンさんに任せる訳にもいかない。 「…本当か?」 「はい、…うわっ!い、いきなり、とかっ!」 なんかレンさん、複雑そうな顔をしている。 眉間に皺を寄せて、顔を歪めている。解すまでがセルフじゃなかったの!? ぐっと足を持ち上げ、下着を一気に下ろされる。 ぐにっとお尻に指を入れられ、中をチェックしているようだった。 「レンさん…?」 「気を遣ってくれたのか?」 「えと…そういう訳では…」 なるほど、レンさんみたいなタイプもいるのか。 少し残念そうに微笑むレンさん。俺のしたことって間違っていたのかな…。

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