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第64話
「今日は大丈夫です!頑張るんで!たくさん突いてもいいんですよ?」
「お前なぁ、煽るなよ……。今自分と葛藤してるから……」
そんな考えることじゃなくないか? 明日も休みだし、多少は大丈夫だと思うんだけど……。
と言うか、早く決めてくれ。中途半端に挿れられたままだと辛いんだよ……。
痺れを切らして蓮の首に腕を引っかけて抱き寄せる。
「俺がいいって言ってんだからいいの!早く動け!」
「……分かった。 介護はしてやるから安心しろよ」
介護って大袈裟な。まぁ2、3回で終わるだろ。
そう思っていたのに……。この時の俺は余裕だった。
「ひゃぁ!も、むりむりっ!……またイクっ!イクイクっ!!あぁぁ……!!」
「またイッたのか。何回目だ? 俺まだ一回しかイッてないから、もうちょっとな」
一回出したら十分だろ!?と言いたいのだが、それ以上に快感を与えられ喘ぎ声しか出ない。
何回絶頂したのか分からないほど、気持ちよくされて、意識が朦朧としてきた。
終わらない快楽地獄に、ただ喘ぐことしかできない。 もう白濁液も色を失って透明の液体が先端からダラダラと流れている。
涙と開きっぱなしの口の端からは唾液が零れて、顔は誰にも見られたくないくらい汚いと思う。だけど両手はシーツに縫い付けられているから顔を隠す事はできない。汚いのに、蓮さんは「可愛い、綺麗だ」とキスの雨を降らす。
汚いから止めて欲しいのに、激しく揺さぶられているせいで喘ぎ声しかでない。
俺、ずっとイってる、壊れる……!もういいだろ!!
そこから先の記憶は一切ない。
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