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第75話
それからは蓮さんのオススメだと言う、何かよく分からないがいいお肉を食べさせてもらい、それもうほっぺが落ちるくらい美味しかった。
なんだっけ? 鴨って言ってたような。それが一番美味しかった。
出汁にもこだわっているだけあって、出汁も美味しかったし、今日は嬉しいことばかりな日だ。
「美味かったか?」
「はい!すっごく!!いつもありがとうございます!」
「このくらい構わない。お前の喜ぶ顔が見れるんだからな」
フッと微笑む姿がカッコよくて、思わず胸がキュンとした。
最近、蓮さんを見ると胸が痛くなる。なんだろう、どこか悪いのかな……。胸がきゅーっと苦しくなるのは、なぜなのか。
胸のドキドキが止まらないのは、なぜなのか。
「俺は、蓮さんといると、痛いです……」
「え!?俺なにかしたか? 昨日、激しくし過ぎて体が痛いのか?」
「いや、それもちょっとありますけど……」
俺がそう言うと、蓮さんは珍しく焦っていた。
確かに昨日のセックスは激しかった。というか、蓮さんはいつも激しい気がする。絶倫というか……。これでも手加減してくれていると言うからビックリだ。
おかげで腰は痛いし、お尻は違和感が残っている。
まぁ、これも半分くらいはあるんだけど。
「最近、蓮さんを見ていると胸が苦しくなるんです。ドキドキして、なんか変だし……」
「お前それはな……病気だよ」
「びょ、病気!?そんな……」
まさか病気だったなんて……。蓮さんはこの病気について詳しいのだろうか。
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