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第8話

ゆっくり瞼を押し上げる。 ……こう、せい……? 視界の中で、上下に揺れる昴生の顔が映る。 「……っ!!」 一気に目が覚め、置かれた状況に絶句する。 ……え、…なん、で…… 既に張り詰めた昴生のモノが 僕のナカを、何度も何度も…… 「や、ゃだ、……や、…っ!」 そこからドロリ…と、どちらのか解らない蜜液が溢れて流れ ぐちゅ、ぐちゅ、と泡立った卑猥な水音が響く。 「…抜い、て………ゃ、っ! あああっ!!」 一度漏れてしまった喘ぎは、もう自分の意思では止められない…… 順応してしまった体のせいで 否応なくナカがうねり 何度も何度も 昴生の肉欲が埋め込まれる度に 美味しい、もっと欲しい、とそれを咥え込んで離さない…… 「ゃだぁ……もぅ、ゃ…ああぁあっ!!」 上手く入らない力を込め ぎゅっと瞼を強く閉じると 昴生の体を押し返した。 しかし、赤子の手を捻るかの様に、容易くその手は剥ぎ取られ 最初の定位置……僕の顔の左右に上から押さえつけられる。 ……ぽた、ぽた 頬に落ちる、雫。 それに反応して薄く瞼を持ち上げれば 昴生の綺麗な瞳から零れる、涙の粒…… 「……!!」 ……なんで…泣いて…… ぽつ、と次の滴が零れた後 視界から、昴生がフッと消える。 代わりに見えたのは 闇に浮かぶ、プラチナの満月。 ……え…… 「……こんの、クソガキがっ!!」 低く荒げた声の後、肉を打ち付けるような、鈍い音…… 首を動かし、音のする方へ視線を向ければ 昴生を地面に叩き沈める、逞しい背中。 ……だい、ち…? どう、して……ここに……

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