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スマホの画面に表示されたのは、今回のガチャで袴セットの次に当たりじゃないかって思ったコートを含む冬服セットだった。 キャメルのコートが誠さんの黒髪によく似合っていて、俺の口からは溢れんばかりの悲鳴が漏れる。 暁斗さんもこんな格好してくれたらなぁ... そんな妄想をしながら、早速お着替えさせた誠さんのスクショを撮って千裕くんに送ろうとしたときだった。 ごろんと寝返りを打つと、そこに足がある。 あれ?と思って顔を上げればそこには居ないはずの暁斗さんが恐ろしいほどの笑顔で俺を見ていた。 「あ... ... きとさん... ... ?」 その目は完全に怒ってる。 笑ってるのにものすごく怖い。 俺さっき、なんて言って叫んだっけ? ハッキリ『誠さん』って言ったの、聞こえてた... ?? 咄嗟にアプリを落とし暁斗さんに事情を説明しようとすると、ネクタイを持った暁斗さんが俺の視界を真っ暗にした。 「お仕置き、しなきゃね」 身体をベッドに押し付けられて、数日ぶりの暁斗さんの唇が俺の唇に重なる。 でもそれは俺が待ち望んでいたような、優しいキスなんかじゃない。 「んっ、んん!!」 呼吸をさせないような、荒っぽいキス。 目隠しのせいで暁斗さんが次に何をするのか分からなくて、それが俺に恐怖を与えた。 「やだっ、暁斗さんっ!これ取って!」 「だめ。お仕置きなんだから。」 「なんで?お仕置きって... ... っああ!!」 「ねぇ、たった数日で俺の響くんを奪ったのは誰?」 何の愛撫もなく脱がされ、冷たい暁斗さんの指が俺の後孔に触れた。 いくらエッチの回数が増えたと言っても、乾いた後ろに指なんか... 無理に決まってる。 そう思っていると指が離れ、更にヒヤッとしたものが落ちてきた。 「ひっ... ... !?」 「ローションだよ。」 「や... ... やだ、暁斗さん... っ」 「前にも使ったでしょ?」 「ちがっ... そ、じゃなくて... ... っ」 「... ... ... 力抜いて」 低い暁斗さんの声。 そして再び触れた指が俺のナカに入ってきた。 それは多分、今までで一番痛くて怖かった瞬間。 荒々しい暁斗さんらしくない指の動きが迷わず俺の弱いところを見つけた。 「っひぁ!!」 「教えて響くん。俺じゃだめだった?」 「あっ、ああっ、んっ」 「俺じゃ満足できなかった?」 「やっ、ぁ、ふっ... !」 「... 俺は響くんしか見えないくらい響くんだけが好きなのに」 「だめっ、あきとさっ、あっあああ!!」 一本の指に呆気なくイカされて、はぁはぁと呼吸を整える俺。 暁斗さんは何も言わずにツプリと二本目の指を入れた。 「あああ!?やだっ待って」 「優しくしたいのに、悪いのは響くんだよ?」 「ひっ、あっ、やめ... やめてぇ... っ!」 「泣いてもだめ。」 目隠しのネクタイに俺の唇が涙が染みて、目許が冷たい。 それ以上に暁斗さんの言葉が、指が、動きが... 全部が冷たくて怖くて仕方ない。 こんなに身体を弄られることが怖いと感じたのは初めてで、いつもなら気持ちよくてポーッとするはずの頭はやけに冴えている。 身体こそ弱いところを攻められて反応しているけど、頭や気持ちはそれに追い付いていないんだ。 「... 痛いかもしれないけど、挿れるね」 「や... だ、いや... 、やめ... っ」 「響くんが浮気なんかできないようにしてあげる。」 「あき... ... っん、ああっ、ああああ!!!」 ーー怖い。暁斗さんが怖い。 ナカに入った暁斗さんのモノは熱くて、俺のナカをメリメリと裂くように奥へ奥へと進んでくる。 痛みも違和感も圧迫感も消えないし、消える気配もない。 強張った俺の身体じゃきっと暁斗さんだって痛いのに、暁斗さんはいつもみたいに『力抜いて』って言ってくれる訳でもキスをしてくれる訳でもない。 ただただ打ち付けられる腰が俺の肌に当たる音と、俺の悲鳴のような声が響く部屋はいつもより冷えた空間に感じる。 「ごめんなさっ、暁斗さんっ、ごめんなさい... っ」 「謝るってことは、浮気したって認めるんだ」 「ちがっ、誠さんは... っ、浮気じゃ... ひっ!」 「その名前出されると腹立つ」 「あっああ!あ、やだっそれやだぁ」 「響くんは俺のモノなのに」 「やめてっ暁斗さんっ!やだっ... !!」 誠さんはゲームのキャラクター。 暁斗さんに似ていたからハマっただけ。 好きなのは暁斗さんただ一人で、俺が浮気なんかするわけがない。 口にしたいのに、暁斗さんの動きが激しくなってそれが出来なくて。 こんなことになるなら、ゲームなんてしなきゃよかった。 俺って最近後悔ばっかしてる。 「っ、イクよ」 「... っ、え... ?あっ... ... ああっ!?」 「... ... っ、」 いつもだったら一緒にイこうって、暁斗さんは俺を焦らすかイキそうになるまで待ってくれるのに、今日は違った。 恐怖で気持ちいいって感じる余裕が無かったからか、俺の下半身は一度欲を吐いてから萎えたままだったのに、暁斗さんはそれをどうにもせずに一人で俺のナカでイッた。 それがハッキリ分かったのは、今まで感じたことのない、暁斗さんの欲が俺のナカの奥の方に弾けた感覚があったから... 。 ズルリと暁斗さんが出ていくと、後孔から溢れ出た何かがツゥッと垂れた。 「... 響くんが女の子だったら、こうやって俺のって何度もナカに出して孕ませれるのにね」 「... ... ... え... ... ... ?」 「冗談だよ。でも... 俺なしじゃダメってくらいセックスしたら、響くんは浮気なんかしなくなるかな... ?」 消えちゃいそうなくらい小さな声で暁斗さんが言った言葉は、震えていた。

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