「ああっ！あっ、はぁっ、んッ！」 「響くんのナカ、まだきっつい...、」 「だってっ、ぁ、久しぶりだからあっ」 「一人でシてないの？」 「そんなのするわけっ...ひゃ、ああっ！」 「っ、そっか。じゃあたっぷりシてあげなきゃね...っ」 指で散々解されたあと、また俺が暁斗さんにねだってようやく繋がった俺たち。 暁斗さんは『優しくする』って言ったくせに動きは正反対に激しくて、パンパンと腰を打ち付ける音と俺の喘ぎ声が寝室をいっぱいにしていた。 気持ちいい、それは今までと変わらないけれど今日の暁斗さんは何処かいつもと違っていて、言葉は優しいのに行動は荒いというかなんていうか... 今まで俺の身体のことを気にして正常位しかしなくて(この前は騎乗位ってやつだったけど)、俺も知識がないからそれ以外の体位なんてよく知らなかったんだけど、今日は暁斗さんにお尻を向けて、後ろから突かれていた。 腰を鷲掴みされて、暁斗さんのシたいように動かれて、俺は奥を躊躇なく突かれ続けて... あまり見ない暁斗さんのその強引さにびっくりしながらも、知らなかった暁斗さんを知れた喜びで俺の胸はドキドキしっぱなしだった。 「ひーびき、」 「っひゃあ！？」 「他事考えてたでしょ」 「ちがっ、あッああ、」 「まだそんな余裕あったんだ。じゃ、もうちょっと激しくしても平気だよね？」 「やっ、これ以上って...っ、ひッ！」 「俺の事しか考えないで...っ、」 「あっ、らめっ、あきとひゃ、ああああ！」 暁斗さんが勢いよく俺の一番奥を貫いて、その瞬間頭がチカチカするくらいの快感に襲われた。 暁斗さんに触られなくても俺の下半身は勝手に白濁を垂らしていて、それなのに暁斗さんの動きは止まらなくて。 喘ぎ声なのか叫び声なのか、もう呂律もろくに回らなくなっている俺を壊すつもりなのか、暁斗さんは何度も何度もそこを突いた。 「ああっ、んッ、あきと...っ、さ...！」 「気持ちいい？」 「きもちぃ...んあっ、ひぅ、んッ」 「俺も...、響のナカ、気持ちいい...」 「んんんッ！やだあっ、おく、もぉ、らめっ」 「なんで？響はココ大好きでしょ？」 「すき、だけど...っ、も、壊れちゃ...ああっ」 「壊れて。俺に響の全部を見せて...っ、」 「やあっ！あ、ああああッ...！」 イッたばかりの敏感な身体をぐちゃぐちゃに突かれた俺の頭が真っ白になって、ナカで暁斗さんがドクンと欲を吐き出した感覚がした。 そういえば、あれだけ生ですることを気にしていた暁斗さんだけど、今日はコンドーム着けてたっけ？...ううん、着けてない。そんな時間ないくらい、暁斗さんは性急に俺のナカに入ってきた。 ズルッと暁斗さんが俺から出ていくと、孔からタラリと暁斗さんの出したモノが俺の肌を伝うのが分かって、それが恥ずかしくて俺の顔は赤くなる。 暁斗さんには言ってないけど、実はコンドームなんて要らないっていつも思ってた。 あの薄い壁があるかないかで、熱い暁斗さんを直に感じることが出来て、ナカに出されたらもっともっと暁斗さんを感じられるから...。 「っは、はぁ...、響くん...大丈夫？」 「ん...、大丈夫、だよ」 「後でちゃんと綺麗にするから...もう一回、」 「...暁斗さんの好きなだけ、して...っ」 さっきイッたばかりのはずなのに、もう大きくなった暁斗さんのモノが再び俺のナカを犯した。 やっぱり今日の暁斗さんは、いつもと違う。 何度も俺のナカでイッて、暁斗さんの精液がシーツにシミを作っても気になんかせずに乱れて、今までの暁斗さんのイメージじゃ信じられない程に激しいエッチ。 『久しぶりだから』 そう俺は思ってたけど、俺を突きながら暁斗さんが何を思っていたかなんて知らなくて、俺は暁斗さんが何度目かの欲を吐き出したとき意識を手放した。 会えない時間が長ければ長いほど、こんなに深く愛し合えるのなら、それもいいな... そんなことを思いながら。