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第2話
気がつくと、どこか知らない部屋にいた。
キングサイズのベッドに寝ていて、体が思うように動かなかった。
「ど…して?」とかすれた声が出た。
すると、若い女性が入ってきて。
「命様。おからだの方はよろしいですか?」
「ここはどこ⁉帰して‼」
「落ち着いてください。命様は今ご懐妊中ですので、静かにしないとお腹に響きます。」
衝撃なことを聞いた。
「え…?僕のお腹の中に赤ちゃんが?」
信じられなかった。だって記憶にないもの。
「…もしかして、今は二日以上たってます?」「はい。すでに三日は。多分睡眠薬にヒート促進剤と媚薬成分が混じっていられたのでしょう。それはさすがに記憶もないでしょう。」
え…。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
少しずつ思い出してきた。誠に無理矢理犯され、薬も何回か飲まされ。僕は淫乱に腰を振って快楽を、アルファを求めた。
「何で…何で‼」
「こちらにお召し物を置いときますので。」
とメイドは部屋から出た。
「…どうしてぇ…。?」涙が溢れて止まらなかった。
諒は
「命。大好きだよ。殺したいくらいに。」と眠っている命の額にくちずけをした。
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