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第7話

晴れてラブラブになったけど、僕は今諒とケンカをしている。 「いーかげん、大学に行かせて‼」 「だめ。お腹に赤ちゃんがいるのになんかあったら大変だろ?」「…。でも。」 「それとも他の男に会うのか?」と諒は不機嫌そうに、僕のケータイのアドレスを見せた。 そこには大学の友達が何人かあった。 「池嶋 郁也 と 賀川 湊 …。」 「その人たちはベータとオメガだよ‼」 「…。そうなのか?」「うん。」 「でもこいつらだって…「その子達はカップルだよ‼」「…。」 「でもだめ。お腹に赤ちゃんがいるのに危ないから。」「…確かに。」「もう休学届け出したし。」「え⁉…」「だって元から孕ませる気だったから。」 「…。」 コンコン 「誰だろう?村元か?」 入ってきたのは全く想像のつかない相手だった。 「始めまして。私、佐々城 諒の母 静江です。」上品な感じの若い女性がだった。 「母さん⁉お体は?」「…もう!そんなことどうでもいいの。それより何で命ちゃんを紹介しなかったの⁉私、智里さんより命ちゃんのことが好きなのに‼」「…。」「すみません。」 「あの~?どうして僕の名前を?」「それはね、貴方のお母様と親友だからよ‼」と笑顔で笑っていた。 「でも…僕の父親は…。」「元うちの会社のライバル社の社長だったのよ。私と陽子は元々高校からの親友で、一応旦那は仲良くしてたんだけどね。」「そうだったんですか。」 「で、私と陽子はこの子と命ちゃんをつがいにさせようとしたの。」「え。」 「貴方たちは運命のつがいだったからナイスと思って。」「…。」 「なのにうちの旦那は命ちゃんを反対するわ、智里さんを連れてくるわ、貴方は智里さんを紹介するわで私倒れてしまったわ。」 「そのたびはすみません。」と諒は謝った。 「いいのよ‼二人がラブラブなら。私は応援するわ‼」と笑顔で言ってきた。 「私、今日は命ちゃんとお出掛けしようと思って。」「え⁉…いいんですか?」「…母さん。」 「別に良いじゃない‼私の義理の娘になるんだし。それに赤ちゃんも産まれるならばあばだし‼」と笑っていた。僕はどうしたらいいのかわからないので諒の様子を見ると、「行きたかったら行ってきていいよ。その代わり帰ったらお土産ちょうだい?」「うん!」 「じゃあさっそく行きましょ‼」

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