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第2話
くそ暑いなか駅から家に向かって歩く
少し歩いただけでも、汗がダラダラと
垂れてくる
今年は暑すぎる
都会は毎日35度超えが当たり前に
なってきている
ここに来れば少しはマシになると思ったが
あまり変わらない 直射日光がひどい
アスファルトから熱気が来ないだけましだ
木々の日陰を通り、休憩をしながら
目的の場所へ行く
ここは、風景が毎年変わらない
そして、近所のおばさんも相変わらずだ
「あー、こんにちはー!今年も来たのねー」
「はい。」
「今年は、暑いわねー。嫌になっちゃうわ!」
「本当っすねー、体に気をつけて
くださいねー」
通りかかる人に次々に話かけられて
顔見知りの人がいて嬉しくなる何も変わらない
「あ!兄ちゃん!今年も来たの!
遊んでよ!!」
このガキも相変わらずだ
「後であそんでやるよー」
やったー!と喜ぶ声を後にして
目的の場所に着く
また、来たよ
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