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第3話
この家は、じいちゃんの家だ
いつ来ても無駄にでかい
掃除をするのが面倒だ
昔、父さんと母さんと俺で毎年夏に
この家にに来ていた
ばあちゃんは小さい頃に亡くなったが
とても優しい人だったとおじちゃんも
父さんも母さんも口を揃えてい言う
写真から優しさが馴染み出ているから
分かるが、俺も話をして見たかった
仏壇に手を合わせてから
早速目的を果たそう
家のありとあらゆる窓を開ける
古い家なので開けにくい所は蹴る!
頭にタオルを巻きよし!と
気合いを入れ掃除に取り掛かる
一年分の汚れは手強い
が、しかし全て落とさないと俺の気がすまない
夢中でやっているといつのまにか
日が落ちて、夏の虫の声が聞こえる
ご飯を作る気力もないので
買いに行こうと近くの
お惣菜屋さんに行く
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