海乃の声にビクッっと震える。 　バスルームの湯気と熱気に当てられて体が上気した。 「無理だ！　そ……それは、どっちが選ばないといけないのか？」 「早くしてよ。ほら、僕の指が碧都のお尻に入っちゃう。まずは、指からね」 　そう言うと、グチ、グチ……と、伊吹は碧都のヒクヒク蠢いている後孔の襞に指をあてローションを塗る。 「あぁッ、あッ…ゆ、ゆびぃ…嫌ッ……」 「早く返事しないと、このままここで犯しちゃうよ？」 「あ、ひッ……そこっ、そこやめ……んッ……て……」 　ぬぷッ　グリッグリッ 　伊吹は、硬く閉じていた碧都の蕾に指をねじ込み、そしてバラバラと中で指が蠢く度に、ビクッビクッっと小刻みに体が反応する。 　こんな反応を自分は望んでいなかったのに、体の中心が熱を帯びてくる。 　最初は痛くて気持ち悪かったはずなのに、碧都の声は少しずつねっとりした艶を含んだ声に変っていった。 「あッ、イヤァ……んッ、はッ、入って……」 「はぁ……ッ、碧都かわいい。僕の手で感じてくれててさ。だんだんここも解れてきたよ」 「んッ、ん……ちが……はぁッ、んッ」 「碧都、時間切れ！！」 　伊吹はそういうと、自分の熱く滾ったものにローションを垂らして塗りたくった。 　そして、そのテラテラと光った硬い屹立を碧都の尻に押し当てる。