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第23話 文:めろんぱん
耳元で囁かれた悪魔の言葉に、碧都は慄いた。これ以上何をするというのか、全く見当がつかない。
伊吹なしに生きられない身体?
依存して離れられなくする?
一体何を言っているのか、俺から離れられないのは伊吹の方だろう。碧都碧都って後ろからちょこちょこ付いてきて、俺は半歩前を歩きながら伊吹がちゃんと付いてきているか確認する。
俺たちはそういう関係だった筈。
ぐるぐる巡る幼い頃の記憶。
それとあまりにかけ離れた伊吹の言動に、碧都の脳は真っ白になった。
「ね、碧都…今から天国見せてあげる。」
伊吹は再び碧都の耳元で囁くと、グッと碧都の腰を固定して、後ろからガツガツと激しく穿ち始めた。
「あっあっ…アッ…やめっ…!」
「多分、この辺…ッ!」
「あ、ああーーーッ!!や、あうっ!やめ、あーっ!!」
奥にある一点を掠めたとき、碧都は目の前がスパークした。
尻の奥の方、屹立のちょうど裏側。
伊吹が背後で嬉しそうに笑う声がした。
「みーつけた。」
そして、その場所に狙いを定め、伊吹は大きく育った欲を叩きつけ始めた。
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