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第11話
-恭平が夏祭りに向かった後
俺は美咲に計画が成功した事を報告し
ベッドで1人花火を見ていた。
俺の家はマンションの10階だから
よく花火が見えるはずなのに…
「あれ…?
今年の花火はぼやけて…っ」
ぐちゃぐちゃな思いを抱えて
俺は泣きながら花火を見ていた。
やがて花火の音がしなくなり
恭平が帰ってくるから話を聞かなくちゃと
涙を拭いた時だった。
「千夏!恭平くんが事故にあったって…!」
「え…?」
慌てた母さんの声がした。
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