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ガチャンッ…… レバーをを引き、重厚な金属の扉がゆっくりと開く。 目に飛び込んできたのは、帯の付いた札束。 これに食い付いて、恐らく手を出してくる筈だ── 睨んだ通り、背後──右の肩口から、細い腕がスッと伸びる。 ふわりと香る、淫靡な匂い。 この腕を左手で掴んで引っ張り、バランスを崩した若葉を組み敷けば…… 「──!」 咄嗟に出た手。 焦っていたせいか、想定していた方とは違う手で捕らえてしまった。 が、躊躇してる暇はない。 そのまま腕を肩に抱え、重心を後ろに移し、若葉もろとも背後に倒れる。 「………っ、!」 右肘が、若葉の脇腹に入っていた。 掴んでいた手を確かめれば、力無くだらんとしている。 ……や、やった……やった。 捕らえた。 やってやったぞ。 ──よ、よし。 犯るなら今だ。今しかない…… 緊張から解放され、安堵と共にゆっくりと上体を持ち上げる。直ぐに振り返り、床に倒れ瞼を閉じた若葉を、上からマジマジと観察した。 「……」 床に強く頭を打ったのだろうか。 少し開いた唇から、僅かに呼吸音がする。息は……してるようだ。 が、動かない。 不安になり、若葉の左胸に手を当ててみれば、力強くトクトクと心臓が弾んでいた。 「………!」 シャツを僅かに押し上げる、乳首。 思わず、その乳首を布越しに指で弾く。 「………っぁ、ん……」 僅かに漏れる、若葉の嬌声。 それが堪らなく、欲情を駆り立てる。 「へへ……大した事ねぇな……」 逸る気持ちを何とか抑え、ワイシャツのボタンをひとつひとつ、丁寧に外していく。 そっと前を開けさせれば、むわっと立ち込める、甘っとろい匂い。 染みひとつない、目が眩むような艶やかな白い素肌。 そこに映える桃色の蕾は、若葉の性格を熟知したように、ツンと上を向いていた。 ゴクン……と生唾を飲み込み、浮かび上がる肋骨に指の腹をそっと当てる。 ……柔い。 想像以上に、柔くて滑らかな肌。 まるで上質な絹にでも触れているかのように、しっとりとしながらもサラサラとしていて気持ちいい。 コイツ……本当に男か……? ふと、若葉の臍より下に視線を移す。 そこに興味が湧くが、まだ確かめる勇気は無かった。 それよりもまず、疼く自身の下半身をどうにか沈めたい。 「……」 口……か。 僅かに開かれた、ぷるんと柔らかそうな若葉の唇。 ガチャガチャとベルトを外し、剥き出しだ自身の肉欲をギュッと握り込む。 既にカウパーで濡れ、特有の臭いを放ったそれを、若葉の唇に寄せ、下唇に押し当てる。 「……っ!」 驚いた事に。 意識のない若葉の唇から、赤い舌がチロリと覗く。そして、その先端を舌先で愛撫し……カウパーを絡め取った。 予想外の出来事に、一瞬怯んでしまったが……思い切って、先端を若葉の口に押し込める。

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