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そんな時出会ったのが、彼女だ。
女神の様に優しく、分け隔てなく接してくれた彼女。
食事デートをし、俺の話に耳を傾けてくれる彼女を、愛おしいと感じた。
きっとこの子なら、人生を共に歩んでくれる──そう、確信していた。
いずれ、あの子と愛のあるセックスだって出来た。……きっと、そうだ。
何不自由ない未来が、直ぐそこまで来ていたんだ。
畜生。
ふざけやがって。
若葉の舌使いに、深い場所から欲望を引き出される。
股間に熱が集中し、早く吐き出したいとドクドク脈打つ。
……いいぜ。
咥内にぶちまけてやる。
全部ぶちまけて、汚してやる。
これは復讐だ。許される行為だ。
コイツ自身、俺を誘ってそれを望んでるんだ。
……やってやる。
出すぞ。出す………イく……
「──ぅ、うぁ、ぁ……、」
ふんわりとしたホットケーキ生地のように、柔く肉厚な頬裏。
締めつけを緩めた後、裏筋やカリを舌先で刺激され、鈴口から漏れる涎ごと、肉欲全てを絡め……再び吸い尽くす。
ソープ嬢でもテンガでも、得られなかった感覚。
ゾクゾクと腰の後ろに快感が走り、身体中の熱が中心に集まり、もう放出したいと、更に硬く主張する。
「──ハァ、ハァ……ぁあ、イく、イく……ぅぅう″……」
最後のひと突き──
脳内に電気が走り、一瞬で真っ白になる。
びゅるっ、びゅるっ……
先端から、若葉の喉奥の窄まった場所へと、一気に精子を吐き出………
「──っ、!」
した、つもりだった。
「……っ、う……あ″ああぁ、ああ″ぁあ───!」
楔を奥深くに打ち込んだ瞬間。
その根元を、激痛が襲った。
熱くて、冷たい感覚……
目から火花が散り、息が止まる。
脂汗と冷や汗が同時に噴出し、気が遠くなるような、激しい痛みに堪え。
混乱する、脳内。
「うあ″……ぁぁあああ──っ、!」
若葉の咥内から、本能だけでイチモツを引っこ抜こうとするものの、願い叶わず。
余計に歯に食い込み、激痛が走り、それから逃れようと、ただ叫ぶしかなかった。
下を覗いて見れば、薄らと瞼を持ち上げ、冷ややかな瞳を向ける……若葉──
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