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小悪魔1

いつの間にか季節は初夏を迎えていた 教室の中はむん、と蒸し暑くなり パタパタと下敷きで扇ぐ生徒が増える 制服が半袖になり 白いブラウスからブラジャーの線が透けて見えると、一部の男子が異常なテンションを上げていた そんな中 僕は体育教師に足を舐めさせていた いや、舐められても、抵抗しなかっただけ…… 体育倉庫の中で 跳び箱の上に座った僕は 体育教師が買ってきたアイスを食べる 「……工藤」 ふくらはぎに何度もキスをされる 太い指が、厭らしく僕の肌を撫で回し 次第に上へと上がってくる 「…せんせぇ」 甘えた声を出せば、忠実な犬のように尻尾を振って僕を見上げる バニラをチョコでコーティングした棒付きのアイスを口に含む 口の端が汚れ、舌を出し絡めとる その様子を教師が下から物欲しそうに見上げた 「せんせぇも…食べる?」 そう言って、少し溶けたアイスを差し出す すると教師は立ち上がり、僕の両肩を掴んだ そしてその勢いに任せ、僕の口の端に付いたチョコレートを貪る 「…やだ、そっちじゃなくて こっち……」 少し微笑んで首を傾けると 教師は曝された首筋に噛みつくように貪った 「……んっ」 僕の手にしたアイスが溶け 跳び箱の足元にペトリ、と落ちた

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