44 / 66

9

「…ィク……!」 再び蜜を吐き出した瞬間 全身の力が抜け 僕は …意識が飛んでしまった…… 体中が、痛い …腰が、重い…… だけど、まだ後ろは痛いのに 疼いてしまう…… 「………」 目を開けると 隣に真咲が寝ている もう、いい歳のおじさんなのに やっぱりイケメンで そんな真咲に初めてを捧げたのだと思ったら 何だか可笑しくて 滑稽で 僕は口角を上げた 「……おはよ」 僕が見ていた事に気付いたのか そう言って父の瞼がゆっくりと開く 僕が答えようと口を開くと 父の手が伸び 僕を抱き寄せた 「若葉、シようか…」 あれだけ自制しようと必死だった父が 僕を求める…… 「………うん」 従順そうにそう答えると 父は僕の乳首に触れ 深い口づけを寄越した

ともだちにシェアしよう!