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「…ィク……!」
再び蜜を吐き出した瞬間
全身の力が抜け
僕は
…意識が飛んでしまった……
体中が、痛い
…腰が、重い……
だけど、まだ後ろは痛いのに
疼いてしまう……
「………」
目を開けると
隣に真咲が寝ている
もう、いい歳のおじさんなのに
やっぱりイケメンで
そんな真咲に初めてを捧げたのだと思ったら
何だか可笑しくて
滑稽で
僕は口角を上げた
「……おはよ」
僕が見ていた事に気付いたのか
そう言って父の瞼がゆっくりと開く
僕が答えようと口を開くと
父の手が伸び
僕を抱き寄せた
「若葉、シようか…」
あれだけ自制しようと必死だった父が
僕を求める……
「………うん」
従順そうにそう答えると
父は僕の乳首に触れ
深い口づけを寄越した
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