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これが大翔という男の警告なのは直ぐに解った だけど別にどうって事はない いずれ校内に噂は流れるだろうし こうなったらなったで、それを上手く利用するだけだ 僕に近寄ってくる猛犬の中から一番強い奴を選んで、従順な飼い犬に育ててやる 「……」 ……大翔、か あの男が僕の飼い犬になれば それが一番てっとり早いかもしれないが…… 鞄を机の横にあるフックにかけ、席に着いた クラスメイトは貼られた写真が僕であると気付きながら、遠巻きにしてこちらをチラチラと見る その中の何人かは、顔を赤くして僕に熱っぽい視線を送っていた 暑さに耐えきれず、授業をふけて特別教室へと足を踏み入れる 窓を開けると、プールからキャアキャアと騒ぐ声が聞こえた 窓際にあった机上に座り、時折入る風に身を預ける じわりと肌が汗ばみ 首筋を風が撫でる けれど直ぐにそれが止むと 再びじっとりと汗が滲む …体育教師が僕に懐いていた時は こんな時、何か冷たいもの持ってきたけど…… 胸元のボタンを外し、シャツを掴むとぱたぱたと動かして風を送る その時、布地が胸の二つの尖りを掠める 「………」 したい…… ……達哉と、繋がりたい 快感が体を走ったと同時に 達哉との夜が脳裏に浮かんだ 達哉の手を思い出し、胸に手を差し込む その行為が虚しいだけと解っていながら 触れられる筈だったその小さな膨らみを指で摘まむ 「……ん、」

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