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カシャカシャカシャカシャッ
「あっ……嫌だ……高幡ぁ、撮らないで……っ」
恵比名は咄嗟に片手で顔を、片手で自分自身の熱く濡れそぼったペニスを覆い隠した。
すると。
両手で重たい一眼レフを構えつつ、仰向けになって両足を左右全開にした恵比名のアナル奥に捻じ込んでいたカリ高なペニスを、高幡は大きく動かした。
「んああっっっ」
恵比名は隠すことを放棄してダブルベッドの上で仰け反った。
ずっと興味があった、初めての、同性とのセックス。
しかも相手は秘かに焦がれていたクラスメート。
想像以上に硬い熱塊に肉孔が蕩け落ちそうになっている。
「こんな濡らして、汚して、変態」
カメラのレンズ越しにビキニを纏ったままの股間を見下ろして言い放った高幡に、恵比名は、腹底をきつく萎ませた。
「俺に誘われたときから、こういうこと考えてたのか。女にはついてない男のペニスで処女奪ってほしかったのか。疼いて仕方なかったのか」
高幡から貶すように問いかけられる度に恵比名の昂揚感は増していく。
「答えろ、恵比名」
カシャッ
「ッ……俺……チンポ……ずっとチンポほしかった、た、高幡にチンポ突っ込んでほしかった、俺の処女……奪ってほしかった……」
「去年からだろ」
ぼろぼろ涙しながらヨダレ塗れの唇で答えた恵比名に、高幡は、カメラを傍らに下ろすと上体を倒してクシャクシャになった顔を間近に見つめた。
「お前の欲望、レンズ越しに手に取るようにわかった」
水着を突き破りそうなくらい盛り上げている恵比名のペニスを掌で擦り上げてやる。
「だ、め……っんんんんんっ……よごれちゃ……」
「これだけ汚しといてよく言う」
「っ、ごめんなさぃ……」
「謝るくらいならもう汚さない覚悟があるんだよな?」
水着越しに激しく擦られて恵比名は切なげに眉根を寄せた。
もう汚さない、そんなの無理だ。
もうあと少しで、高幡の乱暴な手であと何回かしごかれたら、もう、もう……。
「あっあっ、あーーーーー……ッッ」
「やっ、やっ、高幡ぁっ、見えちゃう、これ見られちゃう……っ」
「汚したお仕置きだ……とは言っても、興奮してるみたいだからお仕置きにはならないか」
水着を片方の太腿に引っ掛けて窓に両手を突いた恵比名。
マンション上階で見晴らしのいい夕暮れの景色がバルコニーの向こうに広がる中、立ったまま真後ろから高幡に激しく突き上げられて、涙が止まらない。
「ひっっ?」
達したばかりのペニスを嗜虐的な掌に再びヌチュヌチュと蹂躙された。
「痛ぃっ……高幡ぁ……っ」
「痛いくらいのが好きだろ、恵比名は」
「っ……俺ぇ……痛いの、好き……」
「じゃあもっと痛くしてやる」
高幡は恵比名の前も後ろも荒々しく弄んだ。
そうして先程まで処女であった、狭苦しい尻膣内で確実に傍若無人なペニスを高めていき、さらに激しさを追加してクラスメートを攻め立てた。
「やッッ高幡ぁっっっ」
「お前が待ち望んでた、男しか持ってないモノ、喰わせてやる」
「ッ……た、食べる、高幡の食べたぃ……っぁっぁっぁっぁっ……!!」
「一滴残さず呑み込め」
「っ……っ……っ……おれのナカ……高幡の、いっぱぃ……っ……あぅ……」
「来週海行く人」
「お前どんだけ泳ぐの好きなの、芦屋」
「プールとは違うし、楽しいし。恵比名は? 行くだろ?」
「そうだな、気分転換に行こうかな」
「エビちゃん、ムリして水泳バカに付き合う必要ないよ」
「無理してないよ。あ、そうだ。一人連れて行きたい奴いるんだけど、いい?」
少し遠くから聞こえてくる砂浜の喧騒と潮騒。
「ン、ン、ン……んぶ……っンく、ぅ……」
人気のない岩場の影。
膝丈の海パンを履いた恵比名は普段着の高幡の舌に唇奥を嬲られて堪らなさそうに喉を鳴らした。
「……チンポほしい、お●●●に高幡のチンポ……ここでほしい」
「ビッチ。恵比名、肉便器に向いてる。今度から水泳部の全員、この変態穴で世話してやれよ」
自ら海パンを脱いで正面からざらついた岩にもたれたクラスメートに、高幡は、唾液を馴染ませたカリ高ペニスを根こそぎ与えてやる。
「芦屋のペニスも世話してやれ」
「っ……やだ、高幡のチンポがいい、おれぇ、高幡の肉便器になりたぃ……」
ゴツゴツした岩にしがみついた恵比名のよく引き締まった尻に高幡の鍛えられた腰がパンパンぶつかる。
日の光に曝された肉孔を無造作に行き来する肉塊。
入り口を捲り上げる勢いで何度も何度も抽挿を繰り返す。
「チンポぉ、高幡のチンポぉ……好き……おいしぃ、好き……」
恵比名は蕩けがちな双眸を快楽の涙で満たした。
唇を抉じ開けられて口内に長い指を捻じ込まれると喜んで吸い上げた。
「俺の指もうまいのか」
「んぷ、ぶ……っおいひ……おいひぃ……」
そのときだった。
高幡の視界に一つのシルエットが遠くで過ぎった。
眼鏡レンズの奥で乾いた光を宿す双眸が意味深に細められる。
全く気付いていない恵比名に視線を戻して薄く笑う。
「そろそろいくか、恵比名」
「っ……もう、いっていいの……? いきたぃ……高幡のチンポでいく……高幡も……俺の●●●でいってくれる……?」
「じゃあもっと締めろよ、肉便器になりたいなら気を遣え」
高幡に命じられた恵比名は糸を引いていた自分のペニスをしごいた。
それしか能がない生き物のようにひたすらしごいてしごきまくった。
後ろから最奥まで貫かれ、ガクガク揺れながら、それでも止めずにしごき立てた。
「ちゃんとお願いしろ、恵比名」
「く……ださぃ、高幡のチンポ汁……っ濃厚精液、で、俺の肉便器変態穴犯して……奥まで高幡のものにして……」
「まだ足りない」
「ッ……俺のメス●●●に射精してっ、女だったら受精して孕むくらぃっ、子宮に届くくらぃっ、高幡のあかひゃんほひ……ぃ……!!」
高幡は恵比名の腰を掴み直した。
肉粘膜の狭間で仰け反っているペニスをこれでもかと腹底に打ちつけ、汗ばむ肌身に爪を立て、惜し気もなくたっぷり射精してやった。
「は、あ、あ、あ、あ……っとろけ、ひゃ……っ高幡の精ぇ子で、おなか、とけひゃ……っ」
同じく岩肌に精液を叩きつけて恵比名も感極まった……。
芦屋はどうしようと思った。
恵比名と高幡のセックスを目撃して勃起してしまった自分にただただ途方に暮れた。
恵比名、あいつ、女みたいなイキ方してた……。
高幡の奴、ひどくないか、恵比名にすごく乱暴だった……。
いずれそんな二人の丁度間に入り込む羽目になることを、七月の芦屋は、まだ知らない。
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