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ミサオ(31)が地元では有名な名士である地主の夫に後妻として嫁いだのは19の時だった。
「これからよろしくお願いします、おかあさん」
19だったミサオに前妻の遺していった当時12となる息子ができたのだった……。
観光名所としての知名度は全国的に低い知る人ぞ知る某温泉地。
全て離れタイプで一日限定数組しか宿泊できない、半年以上予約で埋まっている旅館がある。
「はうううっっ!」
宵闇が辺りに満ちたばかり、まだ夜の浅い刻。
ある部屋の浴室にてすでに快楽に蕩けきった声が紡がれている。
「あはぁぁ……っ……そんな奥ばかりずっと突かれたらぁ……わたし、ぃ……すぐだめになっちゃう……っ」
薫り豊かな檜風呂の湯面が頻りに波打つ。
透明なお湯に肩まで浸かる……のではなく、縁にしがみつき、橙の明かりに艶めく乳白色の体を揺らめかせているのはミサオだ。
「……相変わらず美人で、そして淫乱だな、ミサオ?」
相手は夫ではなかった。
地元が同じ、高校まで共に十代を過ごしていた元同級生のリョウだ。
中学から高校卒業にかけて誰にも秘密の関係を築いていた二人。
すぐに噂が出回る田舎で、校内、放課後、多感な思春期の体を飽きることなく何度も密やかにぶつけ合っていた。
数年前、上京していたリョウが同窓会で地元へ戻り、卒業式ぶりに顔を合わせた二人は……その日に秘密の関係を再開させた。
以来、こうして年に数回の逢瀬を愉しんでいる。
ちなみにリョウも結婚して父親の身だ。
それぞれ家庭があるミサオとリョウが互いに求め合うのは……あくまで快楽のみ。
「奥ばかり突かれたらどうなるんだ……?」
湯面から大胆に突き出た双丘を鷲掴みにしたリョウ、ずるりと剥けて熟しきった男根をミサオの雄孔に荒々しく出し入れさせた。
巻き込まれた湯がぶちゃぶちゃと音立て、卑猥なムードを盛り上げる。
清々しい香りに満ちた浴室にパンパンと豪快に抽挿音が奏でられる。
「あ、ぁんっ……私の雄●●●……どんどん淫乱化しちゃうの……」
小刻みに肉棒抽挿されている自身の肉孔に片手を添え、自らも腰をくねらせて秘密の逢瀬を満喫するミサオ。
夫との営みが途絶えたわけではない。
ただ、一回り以上年の離れた中年層の伴侶は著しく持久力に欠けていた。
「あのメタボな地主様からバイブばかり食わされて……可哀想にな、満足できなかったんだろ?」
飲食店を経営しているリョウはジム通いして作り上げた褐色筋肉質の体で惜し気もなくミサオに高速ピストンを振る舞ってやる。
だらしなく飢えていた雄孔にスタミナ漲る男根を奥まで頬張らせてやる。
「あああっっ……もっとぉっ、リョウッ、もっと奥まで捻じ込んで……っ私のナカ……奥まで掻き回してぇ……?」
「美人で、どんどん淫乱になってくな……なぁ、人妻さん……ッ?」
「ん……ぶぅっ……」
微痙攣を繰り返していたミサオの背中に正面を密着させたリョウ。
唇を犯すような傲慢な口づけを落とし、湯の中ですっかり育っていた肉芯をしごき立てた。
絶頂を予感したミサオは屈強なリョウに突かれながら艶然と仰け反った。
「あ、ぁぁぁっ、ああああっ……だめぇっっいっちゃううっっ……!!」
快楽の絶対奴隷であるミサオの不徳はとどまることを知らない。
「……ミサオさん」
昼下がり、家族と暮らす立派なお屋敷を後にして市街地まで出てきたミサオ。
裏通りに数軒並ぶ如何わしいホテルの一つ。
何度か来たことのある部屋。
「ほんとうに、わたし……ミサオさんとじゃなきゃ、こんなこと……」
地味な服装に大人しそうな顔立ちのアオイ(26)はミサオが家族とよく訪れる割烹料理店の店員だった。
「私だってアオイさんとじゃなければ、こんなこと、しないわ」
あからさまに嘘をつくミサオにアオイは拗ねたようにそっぽを向く。
そんなアオイにぴたりと擦り寄るミサオ。
ベッドに腰かけていたアオイはどきっとして、頬を紅潮させ、ちらりと上目遣いに視線を寄越してきた。
視線も唇も絡み合わせたミサオとアオイ。
ベッド下に次々と舞い落ちていく二人の服。
「ん……っミサオさぁん……そんな吸わないで……っ?」
逆向きに上下に重なり合った裸身の二人。
ミサオの上に跨っていたアオイは目の前で艶やかに発色した肉芯にぎこちなく舌を這わせながら泣き声を洩らす。
「だって……アオイさんの、可愛らしくて、ずっとピクピクしていて……美味しそうなんだもの」
うっすら色づく茂みに寄り添うように頭を擡げたアオイの肉芯にゆっくりねっとり舌尖を滑らせていくミサオ。
上擦った吐息を共に零しながら発熱し切った肉芯を舐め合う。
雫に満ちた割れ目まで、潮味のする窪みを一頻り舐り、二つの膨らみも忘れず甲斐甲斐しく頬張る。
「やぁぁん……っだめっ……そんなされたら……わたしぃ……」
「まだ我慢して、アオイさん?」
「……ミサオさぁん」
甘えた声音で擦り寄ってくるアオイの柔らかな髪を優しく撫でながらミサオはそれを取り出した。
「……この間のより……大きくなってません?」
リアル構造の双頭バイブに目を見張らせながらも……唾液に塗れた肉芯を興奮でさらに反り返らせたアオイ。
「そう……? じゃあ丹念に濡らさないとね?」
「っ……はぃ……わかりました……」
最初はアオイの唇に片側を含ませてしゃぶらせ、やがてミサオも片側を口に含んで仮初双頭男根を二人で味わう。
我慢できなくなり、濡れそぼった肉芯をしごき合い、物足りなくなると近づけて密着させ、腰を揺らしてグチュグチュと擦り合わせる。
「あ……っだめっ……ミサオさん、いっちゃぅ!」
「ン……じゃあ、そろそろ……ね?」
疼いて仕方がなかった雄孔に同時に双頭バイブを迎え入れる。
向かい合い、両足を開脚し、徐々に細腰を寄せていく。
「ゃーーーっっ……むり、むり、ミサオさぁぁん……っ」
「もっと……頑張って挿入れてみて……? ね、アオイ……?」
「ッッ……ミサオさぁぁん……あんっやんっ……ずぼずぼ、きちゃぅぅ……アオイの雄●●●にバイブぅ……」
同じリズムで腰を揺すり合って双頭バイブによる肉奥摩擦にどっぷりはまり込む。
自身の肉芯をしごきながら潤んだ双眸で見つめ合う。
「あん、アオイ……もぉ、がまんできなぃ……っもぉいっていいですか……っ?おねがぃ……ミサオさぁん……っっ」
「ン……私もそろそろ……一緒に……いきましょうね?」
「はぅはぅ……ミサオさんと、アオィ、いっしょいきます……っっ!」
「あ……ぁん……たっぷりでちゃう……あん……っ」
「あんっあぁんっ……ゃぁぁ……っ手も腰もとまんなぃぃ~~……っだめぇ~~っ……いくぅ~~……っっ!」
「あ……ンっっ……私も……っ!」
一心不乱にしごき立てられていたミサオとアオイの肉芯から白濁飛沫が派手に飛び散った。
「はぁぁぁぁんっっ!!」
「あ……ッ!」
汗ばむ喉を反らし、甘い快楽に蝕まれて全身を引き攣らせた、昼下がりの情事に耽り込むミサオとアオイなのだった。
「おかあさん、おやすみなさい」
「んぶぅ……」
「あっもぉ……ミサオさん、あの……っ」
「んぶ……だめ……まだいかないで……?もっと、たっぷり味あわせて……?」
「ッ……ミサオさん」
そこはとあるアパートの一室だった。
整然と片づけられた部屋は真昼であるのにカーテンが締め切られて薄暗い。
静寂に響くは露骨な水音。
「あ……っそんな深く咥え込まれたら……っ」
ミサオから熱烈なフェラチオを捧げられているのはシンジ(24)であった。
生花店で働いている、親切な接客が評判のいい好青年の彼は……猛々しく聳え勃つ巨根の持ち主でもあった。
ベッド前に直立した彼の真正面に座り込んで若々しさ溢れる究極男根をさも美味しそうに頬張るミサオ。
「シンジさん……私の喉、突いて……?」
「そんなこと……できません」
「ン、お願い……突かれたいの……ほら、あの時みたいに……」
「え……?」
「貴方が初めて童貞を失った日……ふふ、獣に犯されてるみたいだったわ?」
「ッ、ごめんなさっ」
「……あの時みたいに……ね? お願い……?」
我慢汁が止め処なく湧き出る亀頭鈴口に舌端を添わせて上目遣いで強請り続けるミサオに、シンジは、止む無く折れた。
しっとりした黒髪に五指を絡ませ、ぐっと力を込め、強制イラマチオに従う。
猛然と突かれる喉奥。
嗚咽を呑み込んでミサオは嬉々として受け止める。
喉口にまで迫るピストンに恍惚となって全身を蕩かせ、頬を窄め、迎え撃つように荒々しく啜り上げた。
「う……っっっ!!」
口腔で弾けた新鮮なる巨根汁を呑み干すミサオ。
その脳内に……罪深い妄想の種が芽吹く。
「ン……たっぷり出たわ……ふふ……あの子もこんなにとろとろで……濃厚な苦味があるのかしら……」
「……」
「血が繋がってないとは言え、ね……息子だものね……それに向こうは……私のことなんて全く……」
血の繋がりがない息子と同年齢であるシンジは少しだけ似ていたのだ。
「今日も……いいかしら?」
何を問われているのかわかっているシンジは胸を軋ませながらもミサオに頷いてみせる。
ミサオは嬉しそうに淫らに微笑んだ。
ベッドに乗り上がると股を開き、着物の裾を大いに乱して何も身につけていない股間を露にすると。
長細い指をゆるりと添わせて、左右に、くぱぁ……と肉孔を開いてみせる。
「来て……?トオルさん?」
すでに嫁を迎えた我が子の名を呼んでシンジを誘う。
ひた向きにミサオに焦がれているシンジは胸の奥を容赦なく切り裂かれながらも、体は反応を止められずに、誘われるがまま。
ベッドで股を拡げきったミサオの淫乱雄孔にどくんどくん荒ぶる巨根を捧げ尽くした。
穏やかなはずの青年は怒り狂ったかの如き凄まじい腰遣いで人妻の肉奥を嬲り尽くした。
「あああ……っおかあ、さん……っ!」
ミサオのためにそう呼んで。
呼ばれたミサオは電流じみた快楽が背骨を貫くのを感じた。
悲鳴にも似た嬌声が喉のすぐそこまで溢れ、咄嗟に、乱れた着物をぎりぃっと噛み締める。
この上なく淫らな性でありながら懸命に声を堪えようとするミサオにさらに滾るシンジ。
床に両膝を突いたまま上体を倒して合わせ目をより肌蹴させ、曝した敏感乳首に……夢中でしゃぶりつく。
「んーーーーーーっっ!!」
パンパンパンパン、溜め込まれた精液で過剰膨張した睾丸が汗ばむ尻を打つ。
どちらかが絶頂しても、共に絶頂しても、執拗に続く快楽の連鎖。
「んっんっんっんっんっんっ」
腹這いにされ、精液で濡れそぼつ巨根に後ろから貫かれ、ミサオはシーツを噛んで快楽に打ちひしがれる。
粘ついた淫汁の途絶えない肉芯が帯の寸前で苦しげに悶えている。
「好きです……っ!ミサオさん……っ!」
そんなミサオの淫芯を掌で揉み立て、狂ったようにしごき、同時に無我夢中で猛律動を奮うシンジ。
「んぐぅーーーーっっっ!!!!」
足袋に包まれた爪先、足指一本一本まで快楽に浸からせてミサオは感極まった。
報われない想いに双眸から涙を伝わらせる代わりに、淫芯から、白濁の飛沫を大量に弾けるだけ弾いた……。
「はじめまして、ミサオさん」
また新たな出会いの扉を開くミサオ。
報われない想いから逃避するため、出口の見えない快楽迷宮に自ら迷い込んでいく、淫ら哀れな後妻なのだった……?
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