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34-俺様妖狐とloveで候う/男ふたなり狐男子受け

佐田和哉(さたかずや)妖狐(ようこ)に魅入られたのは小学校六年生の頃だった。 「はぁ……はぁ……ッ」 父親の実家がある山深い田舎、雑木林の奥にある古めかしい稲荷神社の境内。 和哉は手淫に夢中になっていた。 カラスがかあかあ鳴く夕暮れ、ひっそり静まり返った周囲。 人気がないとは言え、年明けでもしかしたら村の誰かがお参りにやってくるかもしれないというのに。 和哉はどうしても我慢できなかった。 寒い中、古木に寄りかかってズボンとパンツをずり下ろし、まだいたいけな雄の果実を覚え立ての手つきでしごく。 「はぁ……きもち、いい……ッ」 目を閉じ、がむしゃらに手だけを動かし、冷たい空気と上昇する体温の温度差にぞくぞく全身を震わせる。 「ぁ……いきそ……ッ」 「随分と無用心なガキだな」 和哉はびっくりした。 目を開けば、さっきまで境内に誰もいなかったはずなのに、すぐ傍らに人が。 「お前、ガキのくせして好きモンだな」 和哉を覗き込んでいたのはとても可愛い少女だった。 雪のように白い肌、同じ色の長い長い髪。 新年早々、浴衣一枚。 しかも丈が尋常でないくらいに短く、眩い太腿がこれでもかと露出されている。 足元は足袋に草履、薄着過ぎやしないか。 「お前、助平なんだな」 外見的には中学生から高校生くらい、十代半ばに見受けられるが……。 「あわわわわ……!」 まっかっかになってぱにくっていた和哉は。 「あ! ごっごめんなさい!」 我に返って慌てて立派に起立している包茎ぺにすを仕舞おうとした。 すると。 「俺様にもさわらせろ」 跪いた少女……?に、ぐにゅっと包茎ぺにすを掴まれた。 「うひゃあ!?」 「フン、たんまり可愛がってやろーじゃねぇか」 ずーりずーり、ずーりずーり、指の輪っかで擦り上げられる。 「ひっぁ……や……っだめ……やめて、おねえさぁん!」 「ぷりぷりしたチンチンだな、どれどれ、味見してみっか」 「あーーーー!?」 初めて他人からお触りされただけでもショックだったというのに。 可愛い真っ白少女……??に、ぱくっと包茎ぺにすを頬張られて和哉は仰け反った。 温かな口内。 湿っていて、柔らかい。 敏感な先っぽを舌でれろれろ舐め回されると全身が痺れるみたいに感じた。 じゅるるるっと吸われると、ぺにすがもぎ取られてしまうような危うい心地に。 ぞくぞくぞくぞくぞく!! 「ああ……っでっでっでちゃぅぅーー!!」 「……んぶ」 和哉少年は絶叫しながら精液を解き放った。 真っ白少女……???は、頬張ったまま、口をすぼめ、平然とじゅるじゅる吸い続ける。 「んぶ……んぶ……んぶ」 「ひゃぁぁっ、の、飲まれて……飲んじゃだめ~~……!」 「んぶ……お前の味、覚えたぞ、助平?」 ちゅっぽんと音を立てて包茎ぺにすからやっと唇を遠ざけた、口調の荒いヤンキー女子みたいな彼女……????は。 ほんのり赤く色づく上唇についた生まれ立ての精子を悪戯っぽく舐め上げた。 「気に入った、俺様と契約しろ」 「……ふぇぇ?」 「この山一帯を支配する妖白狐(あやかしびゃっこ)一族の末裔、ユキミとな」 そう言って真っ白少女、いや、妖狐のユキミはにんまり微笑んだ。 さらさらした雪色の髪から大きな狐耳をぴょこんと突き出して。 契約内容は単純明快なものだった。 年明けに姫初めなる契りの相手となること。 たったそれだけ。 ただし、それを破れば、命をとられるという。 「ほぉ……こどもながらもいい按配じゃねぇか、なぁ、和哉?」 手を引かれて誘われた異界、鬱蒼と連なる竹薮に囲まれた立派なお屋敷の一間にて、早速和哉は妖狐のユキミと契りを交わすことに。 新年早々、目出度き筆下ろしである。 「あっあっあーー!」 襖と障子に囲まれた一間の中央、布団に仰向けとなった和哉少年に跨り、大胆騎乗位でおいしく童貞を頂戴するユキミ。 肉の割れ目にぬっぷり吸い込まれた幼いぺにすは悦びの雫で濡れそぼつ。 「おっおちんちんとけちゃうっ! きっきっきンもちいいです!!」 「むふふ、和哉は素直でイイコな奴だ」 「とっところで……っ質問がありますーー!!」 「なんだ、言ってみろ」 「なっなんでっ……おねえさんなのにおちんちんついてるんですかーー!?」 そう。 ユキミはふたなり妖狐男子だった。 よくよく見れば胸元はおっぱい皆無、あくまで平面だ。 ペニス、睾丸、クリトリス、膣、男女のパーツを備えていた。 「小さいことなんか気にすんじゃねぇよ、和哉、ほれほれ」 浴衣を乱したユキミは超絶グラインドで和哉のいたいけな初心ぺにすを攻める。 淫らに潤う膣孔の狭間で熱く官能的にしごき、搾り上げる。 縦状の瞳孔走る水晶色の吊り目を色っぽく半開きにしたユキミ、眼下で成す術もなく情けなくはぁはぁ喘ぐ和哉少年に囁いた。 「十年後、いや……二十年後のお前が愉しみだ、なぁ、和哉……?」 そして二十年後――― 「はぅぅ……ン……和哉ぁ……」 「ココもアソコもこんなに勃てて、やっぱり助平な体してるな、ユキミ」

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