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きゅん……きゅん……きゅん……
「っ……っ……シて、な……」
アソコを隠す掌が。
ぬるぬるしてきた。
「ただ触るだけ……?」
「ちょ……ほんと……もう……」
「どんなこと考えながら触ったんだ……?」
「も……やめてよ、比良くん……」
「教えるまで離れない」
「っ……それは、もちろん……数学とか物理のこと考えるわけないじゃん……え……えっちなこと、とか……」
「えっちなことって、例えばどんな……?」
どうしよ。
今にも溢れそーだ。
「柚木、俺にだけ教えてくれ」
優しい声色で畳みかけられて、脳天までブルブル打ち震わせて、逃げ場のない柚木は泣く泣く答えた。
「……女の子になって、比良くんにえっちなことされるの、妄想した……」
ぎゅううううっ
「ッ、痛い痛い、膝が……っ……おれの膝割れちゃう……」
「俺にどんなことされる妄想したんだ?」
「……それだけは勘弁してください……」
「ソコ、俺に触られるの、妄想したのか?」
「っ……意地悪するの、禁止……」
「柚木が俺に意地悪してる。こんなに頼んでるのに見せてくれない」
頑なに片手を退かそうとしない、そっぽを向く柚木に、比良はゆっくりと尋問を始める。
「妄想の中で俺はどんな風に柚木に触った? 優しく? 乱暴に? 指で貫いて、掻き回して、今みたいに……お前のこと濡らした……?」
モロバレなくらい濡れ出した柚木のアソコ。
指の狭間がぬるぬるヤラシク艶めいた。
「柚木の指、濡れてる……」
「う、う、う……見ちゃやだ……」
「今、いつもしてるみたいに、俺の前で触ってみて……?」
「むりむり、むりすぎ……もうやだ……帰って……」
「見せてくれるまで帰らない」
予想外の比良の意固地っぷりに柚木は折れざるをえなかった。
精一杯、そっぽを向いたまま、比良の見ている前で片手を退かした。
「……」
……比良くんに俺のアソコ見られてる……。
「……綺麗だな……」
起立した童貞ペニスの下、睾丸と後孔の間に出来上がった亀裂はもうぐっしょりで。
「綺麗で、可愛い色してる……」
まるで比良の言葉一つ一つが刺激になって、快感を植えつけてくるようで。
「それに、濡れて、柔らかそう……」
柚木は……咄嗟に枕を抱き寄せた。
「ッ……ッ……ッ……!」
顔を埋め、開かれた両足を微痙攣させ、薄い肉付きのお腹を頻りに波打たせる。
堂々と釘づけになっていた比良は短く息を呑んだ。
「今、柚木、いったのか……?」
「っ……いって、な……」
「俺に見られただけで?」
「だ、か、ら……いって、な、ぃ……っ」
「嘘つかないで」
枕にしがみついていた柚木は……かつてない甘い戦慄に下半身を鷲掴みにされて呼吸を忘れそうになった。
比良に触れられた。
温む亀裂を中指の先で上下に、おもむろに、なぞられた。
それだけで。
また、すぐさま、達してしまった。
「ッ……ッ゛……!!」
「……柚木、また……?」
「っ……やだやだやだやだ……っきたないから、もうだめ、比良くんの指よごしちゃ……」
「汚くなんかない、もっと見せて、柚木の」
「ッ……ん……!!」
変になる、おかしくなる。
比良くんの声を聞くだけで。
ちょっとさわられただけで。
きもちよすぎて。
おれの方こそ血迷ってどうにかなりそーだ。
「ん、ん、ん……っ……待っ、て……待って、ってば、ぁ……」
絶頂しっぱなしな柚木の下半身。
そうなるのも致し方なかった。
「……柚木のナカ、熱い……」
妄想していたえっちなことを比良に再現されて柚木の理性はダウン寸前だった。
「熱くて……すごく濡れてる……」
ベッドに仰向けになった柚木。
床に跪いた比良はその股間に顔を埋めていた。
コリコリ化した敏感クリトリスを丁寧に解すように舌端で愛撫しながら。
十分に濡れそぼつアソコに指を浅く捻じ込み、ナカの温度を興味深げに探っていた。
「どっちも勃ってるの、可愛い」
「へっ……どっちも、って……?」
柚木がふにゃふにゃ問いかければ、比良は童貞ペニスをきゅっと握り締め、膨張しきっていたクリトリスをちゅっと吸った。
「い゛ッ……ッ……!!」
比良のご奉仕に忠実に柚木は再三極まってしまう。
「また、いった……?」
「あぅぅ……比良くん、もう、すとっぷ……」
肘を突かせ、やや上体を起こした柚木は、自分の股間に嬉々として顔を沈めている比良の頭を退かそうとした。
「まだ、もっと」
射精せずに勃ったままの童貞ペニス越し、熱に浮かされた眼差しでいる比良と目が合って、それだけで、また。
「んーーー……っ……っ……!!」
いってしまった。
「……柚木ってヤラシイ体してるんだな」
「ッ……ッ……比良くん、の、が、百倍やらしッ……ほんともうやだ……」
比良が一向に離れようとしないので自ら距離をとろうとしたら。
「逃げないで」
腰を抱え込まれて瞬時に元の位置に戻された。
「ひ……!!!!」
クリトリスに熱烈にむしゃぶりつかれた。
尖らせた舌先でねっとり転がされ、細やかにしごかれながら、吸われまくった。
同時にナカで指をクイクイ動かされ、ヌチュヌチュ、グチュグチュ、掻き回された。
「ッ……! ッ……! ッ……!」
現実の比良は柚木の妄想バージョンの比良よりも執拗だった。
紛れもない、どすけべ、だった。
「コッチも……」
「えッッ? えええッッ? なんでチンコくわえッ……ひっ……比良くんにチンコ吸われっ……ひ、ぃ、ん……!!」
あろうことか童貞ペニスまでぱっくんされた。
初体験なる口内抱擁。
満遍なく湿った粘膜に包み込まれ、甲斐甲斐しくもてなされて、可愛がられて、我慢できるわけがなくて。
「は……っ離れ、て、比良く、っ……あ、あ、あ……く、ぅ、ぅ、ぅ、ぅ……!!」
憧れていた比良の唇奥で射精してしまった。
それでも比良は離れようとしなかった。
びゅくびゅくと射精中の童貞ペニスにしつこく舌を絡ませ、悶絶快感を刻みつけ、次の絶頂を強請るようにご奉仕を続けた。
こんなん、うそでしょ……。
妄想以上に、えっち過ぎるでしょ、比良くん……。
「俺は、女の子じゃなくても柚木のこと気持ちよくしてあげたい」
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