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「ん……柚木……ッ」 比良に名前を呼ばれる度に柚木の胸はキュンキュンした。 ご立派な男前ペニスに突かれる度にアソコまでキュンキュンさせて律儀に何回も達した。 見つめ合った正常位。 左右全開にされた両足。 汗ばむ掌に掴まれた両膝。 M字固定されて曝された膣孔に熱く脈打つペニスが小刻みにリズミカルに突き立てられた。 「あぅ、ぅっっ……んんん……!」 上半身を倒して比良は柚木に覆い被さった。 最奥までぐっさり貫き、腰だけを器用に波打たせて激しく連打する。 全力で纏わりついてくる内壁を払うようにペニスをひたすら突き動かした。 ……これ、比良くん、いっちゃうやつだ。 ……俺の奥でまたビクビクさせて、いっぱい、いっぱい、比良くんに注ぎ込まれるやつだ。 柚木は逞しい肩にぎゅっとしがみついた。 「はぁ……ッ」 鼓膜に直に注ぎ込まれる雄めく吐息。 頭に宛がわれた片手の温もり。 アソコの奥で荒々しく突き動く熱源。 比良の全部を肌身で受け止めた柚木は先に感極まった。 起立していた童貞ペニスを過敏に痙攣させ、射精には至らず、女の子のアソコで達した。 「ん゛~~~……!!」 「ッ、ゆず、き……ッ」 むぎゅむぎゅ搾り上げられて比良も絶頂へ。 根元まですっぽり包み込んで献身的なまでに迎え入れてくれた柚木のナカへ……特濃エキスを惜し気もなく注ぎ込んだ。 「は……あ……ッ」 「あ、あ、あ……あ……あぅ……比良、く……あ、あ……あ……」 「ン……」 欲張りな比良は腰をブルつかせて最後の一滴まで柚木に打ちつけてくる。 「はぅっっっ……な、なんで、いつもこんな……いっぱい……? それに、まだ……か……かちかち……」 不意に比良は柚木の顔を覗き込んだ。 「それっていつものことだろ、柚木……?」 ……ハイ、そーでした、いつものことでした、ぜんっぜん一回二回じゃあおさまらないんでした、比良くん……。 「……あ……」 アソコから一端引き抜かれていった比良のペニス。 白濁の糸をちらして毅然と屹立した様に、柚木は、あられもない悶々とした心地になる。 いつもより念入りに指でいぢられたせいか。 お尻の方までやたら疼いていた。 たっぷり愛されたアソコが氾濫し、とろとろした雫が溢れるに溢れ、後孔入り口まで卑猥に濡らしていた。 比良の指を三本も呑み込まされて、その感触を恋しがっているような。 物欲しげにヒクヒクしているような。 「せっかくだしお風呂にでも入ろうか」 下半身はギンギン状態だが、穏やかな声色で問いかけてきた比良に、柚木はフルフルと首を横に振った。 「じゃあ、ここで、もっと続けるか……?」 大きな掌に頭を撫でられる。 ベッドに仰向けになって、やや疲労した両足が緩く開いたままになっていた柚木は、おずおずと片手で顔半分を覆った。 「柚木?」 「比良くん、あの……おれ……えーと……」 行為中よりもまっかっかになって。 消え入りそうになる声を何とか振り絞って。 真摯な眼差しで自分を覗き込む比良に告げた。 「今日、いいよ、コッチでも」 不慣れな風に、でももっと大胆に、自ら両足を開いた。 虚空でピクピク跳ねている童貞ペニス、蕩けそうになっているアソコを通り過ぎ、震える指先でお尻の穴をぎこちなくなぞった。 「……おれの処女もらってください……」 「……柚木の処女、二度も貰えるなんて嬉しい……」 いっぱいいっぱいの柚木は涙ぼろぼろな目で頭上を仰ぎ見た。 「ひ、ひ、ひひ、比良、く……っ」 柚木のバックバージン卒業に至らしめた比良は、指で慣らしたとはいえ猛烈な肉圧に迎え撃たれ、甘い戦慄に下半身全体を脅かされていた。 それでも柚木を安心させようと笑ってみせる。 雄色気だだ漏れな微笑に柚木はどうしようもなくなって……びっちょり濡れた。 「あ……すごいな、柚木の……」 「う、ひ、ぃ、ん……っ……もれひゃ……もれひゃぅ……」 涙腺崩壊気味にどこもかしこも泣きじゃくっている柚木を見下ろして、比良は、まだ途中までしか沈めていなかったペニスをさらにお尻奥へ捻じ込ませた。 「ん、ひ、ぃ……っっっ……!!」 根元まで捧げられ、お尻奥が比良でいっぱいいっぱいになった瞬間、柚木は射精した。 苦しげに仰け反った童貞ペニスから解放されたがっていた白濁をびゅくりとぶちまけた。 「ッ……く……」 「は、ぁ、ぁ、あ……!! や、やっぱり……むりっ、むりっ、むりっ……比良くん、抜いて……もう十分卒業したから……お尻、立派に卒業できたから……」 「……」 「ッ、ッ゛、ッ゛……動かしひゃ、ら、め……ッ……ッ……ンぅぅ、ぅ、ん……!!」 窮屈極まりないお尻のナカ、肉圧に逆らうように比良のペニスが大きく抽挿されて柚木はエビ反りになった。 びゅっ、びゅっ、びゅっ、びゅっ、びゅっ、逞しい熱源で後孔内を擦られる度に色んな体液をはしたなく弾いた。 ……こ、こんなみっともなくて情けないところ見て、比良くん、さすがに幻滅するんじゃあ……。 しかし、当然、柚木にぞっっっこんな比良が幻滅するわけもなく。 「……かわいい、柚木……」 溺愛欲が臨界点を超えた。 欲望のままに平凡男子をとことん求めた。 お尻の穴をゆっくり突きながら、濡れそぼつアソコに、指を。 未熟な後孔をペニスでたらふく堪能しながら満遍なく潤う膣孔を中指と薬指で深々と貪欲に掻き回した。 柚木は。 許容範囲スレスレの同時攻めに全身切なくさせて思わずイキ狂いそうになった。 「だ、め、同時、いや、もれ、もれひゃ」 「……柚木、おもらしするのか……?」 「しひゃ、しひゃぅ、から、ぁ」 「おもらし、してもいいよ……? むしろ、してほしい……」 ……だめだこりゃあ……。 「やら、って、ばぁ~~っっ……やらぁ~~……っっ……うぇぇ~ん……っっ」 「かわいい……もっとグズグズになってみて、柚木……」 泣き落とし、通用せず。 上昇しっぱなしの熱に体中滾らせ、涼しげに長い睫毛を汗で湿らせた比良は。 前と後ろの同時攻めに理性が崩壊しかかっている柚木を食い入るように見つめて。 ふと思い出した。 「そういえば柚木から<好き>って言ってもらったこと、ないな……」 は? 今、それ言う? 「い……っ言ったぁ……っっ……終業式、ん、とき、おれんちで言ったもん……っっ」 『俺のこと好きって、言ってみて』 『……比良くん、好き……』 「あれは俺が言わせただけ」 ぷちゅぷちゅ、ぐちゅちゅ、ぐぷぐぷ、身悶える柚木のナカを引っ切り無しにヤラシク鳴らしつつ比良は問いかけた。 「柚木、俺のこと好き……?」 危ういくらいに色めく悩殺必須の笑顔を向けられて限界寸前の柚木は口をパクパクさせた。 「聞こえない」 「っ……す……き……」 「もう一回」 「す、き……っ……ひら、くん、好き……っ」 「もっと」 念願のバックバージンを頂戴して完っっ全に舞い上がっている比良からのおねだり。 柚木は身も心もどろっどろに溶けそうになった。 容赦ない求愛に心臓まで蕩けそうな心地だった。 ……射貫かれてる、これ、余裕で射貫かれてる……。 「は、ぁ、ぅ……っ……す、好きっ……比良くん好きっ……」 「俺も大好きだよ」 「っ……っ……もっ、もっ、もれりゅっ……いっぱい、もれひゃっ……」 「俺への好きがもれるの? いいよ? とことん、もらしてみて……?」 「ふぇぇっっ……ふぇぇぇぇっっ……!!」 ……もう絶対に二度と合コン行きません、おれ……。 週明けの昼休み。 「お昼、俺と食べよう、柚木」 いつも一緒に過ごす、土曜日の合コンにも参加していた友達の元へ向かおうとした柚木を比良はすかさず呼び止めた。 柚木の友達も、比良と行動を共にしている意識高い系運動部も、その他のクラスメートもポカンとした。 「ほぇ?」 誰よりも一番ポカーーーンしていた柚木を連れて使用されていない空き教室へ。 「はい、天ぷら弁当」 「わ、ぁ、ぁ、なにこれおいしそ……!!」 大好物のエビ天が入ったお弁当を与えられてテンションの上がった単純な柚木。 一台の机を挟んで向かい側に着席した比良は「柚木と初めて過ごす昼休みだから、その記念に発注しておいた」と、殊勝なことを口にして。 ウキウキしながら天ぷら弁当の一口目を頬張ろうとした平凡男子に改めて宣言した。 「もう遠慮しないから」 宣言された柚木は目を丸くさせる。 遠慮しないって、こーいう意味で……だったんだ。 いや、でも、まぁ……。 土曜日は遠慮されない尽くしでしたけど……。 「本当は来月のホワイトデーに柚木の二度目の処女を貰う予定だった」 なかなか一口目を味わうことができずにいる柚木、一瞬で頬を上気させて向かい側を見やった。 「今度のバレンタインデーに俺からチョコとコレを渡して、その代わりに貰おうと思ってたんだ」 「コレって……え……天ぷら弁当の代わりに……俺のお尻って天ぷら弁当と同レベルなの……? あ、いや……むしろ天ぷら弁当より下……?」 比良は笑った。 制服ズボンのポケットからおもむろに取り出したソレを机の上に置いた。 「……コレは……」 天ぷら弁当の一口目を箸の間からぼろりと落とし、硬直している柚木の前で、比良は小さな箱をぱかりと開いてみせた。 「指輪」 「ゆ、び、わ……っっ……ほぇぇっ……」 「今あげる」 「え、え、え、ちょっ……待っ……ほぇぇぇぇっ……」 なかなか天ぷら弁当を食べ出すことができずに呆然とし続ける柚木。 その向かい側でお揃いの天ぷら弁当を悠然と食べ始めた比良。 なんか左の薬指にはめられたんだけど? まさか結婚指輪? それとも婚約指輪? あれ、その違いって一体なんだっけ? どっちも生涯を誓うってこと? おれも比良くんもまだ高校生なのに? 「柚木、食べないのか?」 「た、食べるよぉ、食べるけど……比良くん、これって……どーいう……?」 「指輪だよ。首輪代わりの」 「……………………………」 「柚木、今のは冗談だから」 午後の授業どんな顔して過ごしたらいいのか、ちょっとよくわからないです、ハイ。 end

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