126 / 153
39-7
最奥目掛けて勢いよく打ちつけられたシマの。
「あーーーーー……っっっ……!!」
掴まれた細腰だけを空中に残し、ベッドに縋りついていた褐色淫魔は甘い断末魔を奏でる。
魅惑の蜜壺で絶頂に至ったシマのペニス。
荒々しく痙攣した後、昨夜振りとは思えない特濃白濁をたんまり噴き上げた。
「ッ……ッ……シマの精ぇ子……おいひぃ……ッ……ッ」
褐色尻に密着した厚腰を数回しぶとく振り立てて本能のまま射精するシマ。
魅叉鬼の吊り目はうっとり蕩けた。
「シマに種付けされんの……ぃぃ……っ……奥までとろとろにされんの、あったかくて、安心すりゅ……」
今にもハートマークが吊り目に浮かび上がりそうな、クッションを掻き抱いてゴロゴロしている魅叉鬼。
それまで無口になって過激律動に集中していたシマはぴたりと覆い被さった。
「魅叉鬼、こっち向いて」
「ふぇ……っ……ん……む……」
魅叉鬼の片頬に手を添えて振り向かせるなり、緩んでいた唇に唇で栓をする。
生温い唾液を舌尖で撹拌し、淫魔のくせに奥手な舌を絡めとり、濃厚な戯れを強要する。
「ふ……っ……ぅ……っ……んッッ」
ビクつく体の下に利き手を潜り込ませた。
我が身を深々と咥え込んだままの蜜孔へ、ぷっくりと膨れ上がった肉芽のすぐそばを円を描くように指先で撫でた。
「ゃ、め……っ……今、さわんな、ぁ……んぶっ……」
口角からヨダレを滴らせて嫌がる魅叉鬼の唇を改めて塞ぎ、シマは、漏れ出す蜜汁に隈なく塗れたクリトリスをそっと……つねった。
「ひ……ッッッ」
そっと、そっと、引っ張った。
「んやぁッッ……ひ、ひ、ひっぱちゃ、らめ……ッ」
「でも。魅叉鬼のココを虐めたらナカがすごく締まる……」
ムニ、ムニ、クニ、クニ、ゆっくり捏ね繰り回した。
捏ね繰り回しながら硬度を保ったままのペニスを大きく抽挿させる。
こってりした白濁を結合部に卑猥に滲ませてナカを掻き乱す。
濃厚キスが解け、ベッドに爪を立てた魅叉鬼はブルブルと仰け反った。
「だ、め……っ……でひゃ……でひゃぅ……っ」
「いいよ、このまま射精 しても。シーツを洗えば済む話だし」
「ち……ちが……」
お腹にくっつきそうなくらい純潔ペニスを反り返らせた魅叉鬼は、改めて膣孔を突きながら肉芽をしつこく愛でるシマに正直に告げた。
「お……おしっこ、でそ……」
まさかのおもらし予告に。
これまでにない性的嗜虐心に理性を食い千切られたスキモノ大学生。
「それって潮噴き? どっちから? コッチから……?」
「ぃ、ぃ、ぃ……っ……だからつねんなッ……引っ張んなぁ……ッ……!」
「してもいいよ、潮噴き、むしろさせたい」
魅叉鬼はぎょっとした。
著しく加速した指攻め。
蜜孔最奥をペニス頂きでゴリゴリと抉り突かれながらクリトリスをたっぷり激しく愛でられた。
「らっ、らめらめらめらめっ、シマっ、シマってばぁ~~~……っっ」
「らめ、じゃないよ、お行儀よく潮噴きして、淫魔ちゃん」
「う゛ーーーー……っっっ……腹上死しろぉっっっ……あっ、あっ、ほんと、もぉっ、あっ、らめっ、でひゃっ」
「うん……だしてみて……?」
「ぅぅぅぅぅぅっ、っ……でっ……でっ……でっ……でひゃぅぅ~~~……!!」
シマの真下で魅叉鬼の細腰が暴れるように痙攣したかと思うと。
シーツ目掛けて……嗜虐的な指に虐げられながら……ぷしゃあああッッ……無色透明な潮汁を噴いた。
「はッッ……はぁッッ……は、ぅ、う゛、う゛ッッ……!!」
しつこく続けられる指攻めの動きに合わせて、ぷしゃッ、ぷしゃッ、ぷしゃッ、忠実に潮噴きした。
「や……ッやらぁ……ッ……おもらし淫魔になっひゃ……ッ……ふぇぇぇ……ッ」
「ん……ナカ、めちゃくちゃ締まった……」
「やらッ、やらッ……もぉ、おもらし、したくな……ッ……あーーーー……ッッ……!!」
「シマの……ッ……シマのくそえろ眼鏡……ッ……ブシャブシャおもらしさせやがって!! お前も潮噴きしてみやがれ!!」
シーツを剥いだベッドの上で激昂する魅叉鬼にシマは冷静に首を横に振る。
「聞き分けのいいお利口淫魔ちゃん、潮噴き、よくできました」
「う……うるせぇ……絶対ぇバカにしてんだろ……」
「次のご褒美は何がいい?」
頭を撫でられ、クロミミを撫でられ、口を尖らせた発言と裏腹に満更でもなさそうにしていた魅叉鬼は横目で遠慮がちにシマを見つめてきた。
「シマと……いっしょ……おふろ入りてぇ」
ともだちにシェアしよう!