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昼間の情事2

槇は吾妻の腿を数回撫でて、トランクスに手をかけ膝上まで下げた。 「………ッ!」 吾妻は羞恥に真っ赤になり、きつく目を閉じて耐えていた。槇に全てを見られていると思うと、体に力が入ってしまう。 「力を抜け」 槇は吾妻の尻を軽く叩いた。吾妻はいたたまれなくなって唇を噛み締めた。 槇は使い切りタイプのパウチに入ったローションの封を切って手に取り、少し温めるようにしてから吾妻のアナルに塗り込んだ。吾妻の体が大げさにビクつく。 「ただのローションだ。もう初めてじゃないだろう。ここをどう使うかは………もう分かってるな?」 「………は、あぅ」 ゆっくりと槇の中指が挿入されて、吾妻はテーブルについていた手をぎゅっと握りしめた。 吾妻は靴下と革靴だけを履いた裸同然の格好で腰を高く上げて、槇に尻を突き出して………アナルに男を受け入れる為の準備をされている。 ─────早く、早く終わってほしい。 吾妻の願いも虚しく、槇はじっくりと吾妻のアナルを解していった。 時間をかけて準備を施されて、無意識に吾妻の尻は揺れた。それは男を誘っているようにしか見えず、槇の下肢は熱く重くなっていく。 指を増やして、くぷり、クチュリ、と卑猥な粘着音を立てながらアナルを解した。三本に増やした指をぐるりと回して十分にアナルを拡げた。 「はっ、あ、ぁあ………」 吾妻の膝が小刻みに震えるのを見て、槇が笑いながら言葉で嬲った。 「おい。準備してるだけだぞ? もう気持ちよくなったのか? こんなんじゃ俺のを突っ込んだ途端にイッちまうんじゃないか」 「ち、違います………ッ! あ、さっさといれて、終わらせて下さい!」 「早く欲しいのか? 参ったな。もう男を誘うようになっちまったのか」 「違う!………あっ」 ぐいと後ろに引っ張られて、吾妻は槇の膝の上に後ろ向きに倒れ込んだ。 槇はいつの間にか勃起したペニスにゴムを付けていて、すぐに吾妻の蕩けたアナルに当てた。 「あっ! 待って」 「駄目だ」 弱々しくもがく吾妻の哀願を聞き入れず、吾妻の両脚を背後から抱きかかえて、槇は男根の先端を挿入した。 「ひ、ぃいッ!」 「………力を抜け」 体を硬直させた吾妻の耳元で囁き、片手で吾妻のペニスを握って上下に動かした。 「ぁ、あっ………やめ………あああっ!!」 僅かに体の力が抜けた瞬間、槇の滾った男根は吾妻のアナルをズブリと貫いた。「ヒィッ」と、吾妻は背を反らせてガクガクと痙攣した。 「いい子だ」 「あ、あぁう………ッ」 ほとんど根元まで男根を咥えこませて、アナルの肉壁が馴染むまでしばらく待った。 そうしていると、吾妻のアナルはやわやわと男根を愛撫するように収縮を始めた。 槇は眉根を寄せたセクシーな表情で溜め息を吐いた。 あの夜も思ったが、男に抱かれるのに向いている体だ。 そろそろ突き上げたい。 膝上にトランクスを引っ掛けたままの吾妻の太腿を両手で抱えて、槇は吾妻を揺さぶる。 「や、あっあっ、待っ………ああっ!」 紺の靴下と革靴を履いたままの吾妻の足が、槇の律動に合わせて揺れる様がエロかった。 昼間の事務所で真面目な事務員を強引に犯している。そう思うと尚更興奮した。 「嫌だって言いながら感じてるだろ?」 「感じてなんか………!」 「見ろ。吾妻。お前のちんこは勃起して揺れてるぞ」 「あ、うそっ」 吾妻のペニスは勃ちあがり、槇の律動に合わせて揺れて吾妻の腹をパチパチと打っていた。 先端からは先走りの汁が透明な糸を引いて、吾妻の腹を汚す。 「スーツ脱いどいて良かっただろう。吾妻のスケベ汁で汚すところだった」 槇の卑猥な言い方に吾妻は唇を噛み締めて、首を左右にうち振る。一刻も早く終わってほしかった。 「ああ、でも俺のスーツを汚すなよ」 「ああッ」 槇は笑いまじりの声で言い、一度ペニスを抜いて、吾妻の体をソファに下ろした。 吾妻はソファに背を預けて、再び足を抱え上げられて、今度は正面から貫かれた。 「や、あ! あぁあう─────ッッ!」 ソファの背もたれと槇の体にサンドイッチみたいに挟まれて、体を反らせて衝撃を逃がすこともできずに吾妻は男を受け入れさせられてしまう。 槇は最奥まで貫いたまま動きを止めた。吾妻の足を肩にかけて、両手で吾妻の頭を包むようにして、じっと吾妻の顔を見つめた。 「嫌、見ないで」 吾妻は顔を伏せようとするが逃さずに正面を向かせて、じっくりと視姦する。 幼く見える地味な顔が最高に淫らな表情に彩られていた。 今まで槇は遊び慣れた奔放な男や女とセックスをしてきたが、望まぬ快楽に泣かされるウブな男がこれほどそそるとは知らなかった。 「エロい子だ………」 槇は僅かに腰を蠢かせて、吾妻の体の奥を男根で愛撫した。 カリの部分が吾妻のいいところをほんの少しかすめるようにして、快楽を引き出すようでいて焦らすように動いた。 「………ッ……う、ふぅ………は」 吾妻の噛み締めていた唇が緩み、甘やかな吐息が漏れる。きつく目を閉じた切なげな表情で、認めたくない快楽に飲まれそうになっていた。 「どうした?」 「………も、やめてくだ………は、はぁあ」 もどかしい。切ない。 槇は前回のように突き上げる事はせずにネチネチと小刻みに吾妻の奥を攻めている。真綿で首を絞められているかのような快楽に吾妻は泣きそうになる。 「ぃや………早く、終わらせてくださいっ」 「なぜだ? もどかしくて、気持ちがいいんだろう? 吾妻のちんこはビクビク震えて、ああ、ほら………腹の上がスケベ汁でべちょべちょだ」 「っ! う、言わないで………」 吾妻は槇の腕に縋りつくようにして、目尻から涙を零した。

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