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第24話 4※

    「んぁ、っあ、ゃ……っ、んぁあ、っ」 あれから何分経ったか、月乃にはわからなかった。 舌で、指で、一夜はひたすら月乃の胸を責める。 いけない、むりだ、と何度言っても、 一夜はやめてはくれない。 「っ……ちや、いちや、っ、も、むり……  いけない、っつってん、だろ……っ」 「そうか?  だいぶと……反応はしてきてるじゃないか」 「ぁ、っん…!そこで、しゃべんな、っ……」 ちら、と一夜が視線をやった、下着姿の月乃のそこは もう既にかなり主張していて。 ボクサーパンツの色を変えてしまうほど先走りに濡れているのがわかる。 けれどそれでも無理だ、と月乃が一夜に懇願の眼差しを向けた。 「……まあ、女でもそういうのは見たことないからな。  わかった、もうやめる…、…」 「っんぁあ、あっ!?」 最後に、と言わんばかりに一夜は月乃の乳首を噛んだ。 普通なら痛みを生むはずのそれは 不意打ちな事もあってか月乃の身体を快感にのけ反らせ、 さらにはなんと、月乃はその刺激でイってしまった。 二、三度震えたあと、軽く放心状態になっている月乃に 一夜は楽しそうに笑いかけた。 「なんだ月乃、お前はわりとマゾヒズムの体質なのか?」 「っ、あ……そ、んなこと……」 「ははっ……お前は本当可愛いな」 顔のいたるところにキスをして、 一夜は月乃の下着を脱がせてやる。 そして出したばかりで萎えたものを、大きな手で包む。 「……こっちは、天にされて3回目、か?」 「っあ、っんん…っ、ゃ、一夜、っ……」 もう片方の手を後ろに伸ばし、マッサージでもするかのように軽く孔の近くを揉まれると 月乃は羞恥と快感で耳まで赤くする。 そして前も頭をもたげてきた。 「切れてはない、な、あいつも今度は優しくしたのか」 「っんんぅ…っ、あ…」 つぷりと指が差し入れられ、確かめるように動かされる。 天に比べてごつごつしている一夜の指がなかで曲げられると 月乃はたまらず気持ち良さそうな声をあげた。 「素質があるのか……気持ち良さそうだな」 「っぁ、っんん、あっ……一夜、も、遊ぶな、ぁっ……」 「なんだ、バレたか。  悪い悪い、ちゃんと慣らしてやるから」 特にいいところをわざと掠めて、しかし触れずに 遊ばせていた事を指摘され、一夜は指を増やす。 そして今度はそこばかりを刺激してやる。 「っあ、あ!っんぁ、っあ…!  いちや、ゃ、っ、また、いくから…!」 「……そうか。  ……もうそろそろいいか、切れないか心配だが」 びくびくと震える月乃から指を抜くと、 一夜は自分のものを取り出す。 切れないか、の言葉にそろりと視線をやった月乃は とろんとした顔から一転、サッと青ざめた。 「っ、むり、むりだ、なん、それっ、そんなの入らないからな……!」 「ちゃんと慣らしたから大丈夫だ」 「大丈夫じゃな、っあ゛っ、んゃ、っ、むり、  むりだって、一夜ぁ……っ!」 後ろに宛がってから、ずぷ、と侵入してくる一夜のものの大きさに 月乃ははくはくと口を閉じたり開けたりを繰り返す。 半分ほど入ったところで、ちらりと一夜を見た。 「も、はいらない……」 「そうか?  なら……仕方ない、な…っ」 「んあ゛っ、あ、あぁ、っ!?」 一夜は意地悪く笑うと、膝立ちになっていた月乃の腰を引き下ろした。 予想もしていなかった刺激と圧迫、 そして暴力的な快感に、月乃は目をしろくろさせて悶える。 「……月乃はうそつきだな」 「あ゛……っ、は……ぁ……」 「明日が休みでよかったな…っ」 「んぁ、っ、あ!っま、まっ、て、いちや…っあっ!」 大きく息をしているのにも構わず開始される律動に 月乃は一夜の背中に思わず爪を立てる。 しかしそんな行動も愛しいと言わんばかりに額に唇をおとされ、 下から突き上げてくる一夜の動きは止まらない。 「っぁ、っんんっ!ゃ、ふかい、や、っだ、  へんになるからっ……いちや、一夜ぁ……っ!」 「変になったら、責任はとってやる」 「そういうことじゃ、なっ……ぁ、っあぁ……っ!」 激しくなる動きと共に、内壁が全部擦られるような感覚。 月乃は一夜にされるがままになっているしかない。 そして、べろりと喉元を舐めあげられ、同時に月乃は欲を吐き出す。 そしてその締めつけで、一夜も月乃の奥へと欲を放った。 「は、はっ……ぁ……」 「あんまり月乃がいいもんだから、  ちょっとはやかったな……」 「きみ、ほんと……こういうときは、優しくない……  ん……?ちょっと、待て、きみ……  萎えて、なくない、か……?」 「……ああ、明日が休みでよかったな、月乃?」 また、あの雄の顔をして笑う一夜に いつか聞いたことのある絶倫、という言葉が月乃の脳裏を過った。    

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