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第4話 自慰(R)
おじさんは、いつもどんな風におばさんとするんだろう?
僕は一度だけ、おもしろ半分で翔とその友人に部屋に連れ込まれてアダルト動画を見せられた事があった。
意味も判らず、そういうシーンを見て初めて気がついた位だった。
裸の女の人。おっぱい。男の人。おちんちん。
舐めて、吸って、おちんちんを女の人のアソコに入れたり出したり。
衝撃を受けて走り出た僕だったけど、映った画像は、ぼんやりとだけど覚えている。
あのDVDみたいに、おばさんをこのベッドで裸にするのかな?
それとも、さっきみたいにパジャマに手を入れておっぱいを揉むのかな?
それから乳首を弄るのだろうか。
その時おじさんも裸になって、おばさんに覆い被さるのかな。
頭の中で、想像がどんどん膨らんでいく。
おじさんのおちんちんが、おばさんの大切な場所へと向かっていく。
女性器を見たことがないから、僕の想像は曖昧だ。
だけど、きっと入れると気持ちがいいんだろう。
動画を見せられた時に翔の友人が『セックスは気持ちいいんだぞ~』とからかってきたのを覚えている。
その時初めて、エッチな事をセックスというと知った。
気持ちいいんだ…。
そう思うと、僕はおじさんの想像と重なりあった。
それから勃ち上がった性器を女性器へと近づけていった。
「あっ、んっ、んぁ…」
女性器へと腰を打ち付けているはずだった。
それなのに気がつけば、僕は想像の中で逞しいおじさんの下で喘いでいた。
想像のおじさんは、快感に耐えながら必死に僕へと腰を打ち付けている。
僕の中、気持ちいいの?おじさん…?
そんな事を想像しながら、僕は自分のおちんちんを両手で上から下へと刺激していた。
先の部分はヌルヌルしていて、それを広げながら刺激すると堪らない。
「はぁはぁっ、ん、ん」
グチュグチュグチュ、パチュ、グチュグチュグチュ
も、もう、ダメ…
「あっあぁっ、っ、ンンッ……ッ」
ビュクッ、ビュルッビュッ
あっという間に絶頂へと駆け上がった僕は、ビクビクと体を痙攣させる。
「はっ、はっ、…はっ」
そして、硬直した体を暫くして弛緩させた。
手にはヌルヌルとした物が付いていて、その放出させた量の多さに一気に恥ずかしさが込み上げてきた。
手と性器をなんとかしなければ…そんな風に思いながらも気持ちよさからくる脱力感と心地よい睡魔に襲われ、ゆっくりと眠りに落ちていった。
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