19 / 131

第19話 合図(R)

おじさんの甘い声でカワイイと囁かれれば、背中をゾクッとしたものが駆け抜ける。 僕の顔は今、赤く染まっているに違いない。 ピチャリ… 「あッ…」 ぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃ 「んっ…ふぅ~ッ…」 ちゅうっっっ、ちゅぱちゅぱちゅうちゅうちゅう 「や、ん、ん、ん~っ」 左の胸を乳輪ごと吸われる。 乳首を舌先でなぶられる。 次第に唇の動きも複雑になる。 反対側は指で、捏ね回され乳首の中心が芯を持ち始めた。 「はぁっ、はぁっ、結斗…」 「あぁ、あ、ぁ…ん」 おじさんの声と乳首を吸いたてる音だけが、僕の耳を支配している。 ちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱっ 「ゆ、結斗のおっぱい…ッ…おいしいよッ!」 ヂュルルルッ! 「あうぅぅぅ、んっ!」 ビクッと胸を反らせた僕に、おじさんが抱きついてくる。 抱き締めたまま今度は反対の乳首を吸いまくられる。 ちゅぱちゅぱ、ちゅぱちゅぱ、ちゅぱちゅぱ 「はぁっ、ん~っあッ…」 僕の呼吸も乱れまくる。 抵抗しようという気持ちが何故か沸いてこない。 頭ではいけないことだと、しっかり分かっている筈なのに、だ。 昨日乳首を吸われた気持ち良さが、抵抗力を奪っているのか。 僕は恥ずかしげもなく、胸をおじさんの唇へと押し付ける様にしてしまう。 「はぁっ、はぁっ…見てごらん結斗…」 「はぁっ、はぁっ、はぁっ、…?」 そう言われて回らない頭で僕は、赤ちゃんの様に、おじさんが吸い付いていた乳首を見た。 「!…嫌ッ」 そこには昨夜よりも増して、赤く色づき勃ち上がった乳首が、おじさんの唾液にぬらぬらと塗れ厭らしく光っていた。 「結斗のおっぱい、こんなに大きくなったね」 おじさんが味わった証拠の唾液の海に溺れている僕の乳首。 「女の子みたいだね、結斗…。いや。結斗みたいなカワイイおっぱいの女の子なんてこの世に居ないよ」 おじさんが糞真面目に言いながら、乳首を指先で愛おし気につつく。 その真剣な表情に、僕はなんと返していいのか分からないなりに、口を開こうとした。 けれど、敏感になった乳首を再び捏ねられるとどうにも反論する力が削がれてしまった。 チュッ 唇がどんどんと下に下にと降りていく。 「アッ!」 臍を舌先でクリクリ、ペロリと舐めたおじさんが楽しそうにフフッと笑った。 「さぁ、結斗。これから朝まで、しっかり愛し合おうね」 これから僕と、おじさんが愛し合うベッドがギシリと音を鳴らした。 それが合図となった様に、おじさんが僕に優しいキスをひとつ落として、快楽の嵐が襲いかかってきた。

ともだちにシェアしよう!