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第30話 味わう(R)
ゴクリ、と僕は息を呑んだ。
自分の物とは雲泥の差がある、大きな大きなモノが口先へと突き出されている。
尿道口がパクパクして、イヤらしい粘着質のある先走りをトロトロと床へと落とす。
おちんちんが先走りでベトベトな上に、灯りを反射させて赤黒さが際立っている。
「さあ、結斗…。その可愛い唇を寄せてごらん」
「…っ」
おじさんに舐められた事ならある。
僕の吐き出した精液を飲まれた事もある。
それを今度は僕がするの?
考えただけで、身震いしてしまう。
気持ち悪い。
見た目も駄目だからキスなんて無理だし、その先の精液を飲む行為なんて絶対に無理だ。
そう思い、僕は首をゆっくりと振った。
無理です、と。
すると、おちんちんがズイッと近づけられた。
オスの臭いが鼻腔へと入り込んでくる。
「いいコだね、結斗。怖くないよ…さぁ」
おじさんは、僕の頭を固定して強引に引き寄せた。
ブチュッ
唇に滑った物が当たる。
おじさんの、おちんちんから出された先走りが僕の唇を潤す。
嫌だと叫ぼうと口を開くと、そこへ大きく恐ろしいモノがグチュッと入り込んできた。
いつになく強引なおじさんに、僕は信じられないと目を見開いた。
「んっ、んうぅ~っ」
「ほら結斗。吸い付いたり舐めたりして。出来るだろう?」
頭を優しく撫でながら命令される。
だけど、大きなモノが口一杯にあって返事なんて出来ない。
苦しい。気持ち悪い。おまけに顎が外れそうだし、変な味がするしで、僕は口からおちんちんを出そうとするけど、それは叶わなかった。
「駄目だよ、結斗。しっかり味わうんだ」
おじさんの大きなモノは、僕の口には入りきらない。
半分も入っていない。
苦しさに涙が滲む。
おじさんに許して欲しくて上目遣いに訴えるけど、見下ろす表情からは無駄な事だと悟った。
「歯を立てたら結斗のおちんちんをお仕置きだからね」
お仕置きが何なのか怖くて、絶対に噛まないようにしようと決めた。
「ゴフッ、アガッ、…ゴホッッ 」
緩くおじさんが腰を前後させ始めた。
僕は喉を突かれる苦しさで、吐きそうになってしまう。
僕の喉に熱いおちんちんが、何度も突き入れられた。
舌の上をオスの生臭い汁が滴りながら行き来する。
ガッガッガッガッ
「んぐぅ~アガッ、ぐっ」
苦しい。
ビキビキに固いおちんちんが、遠慮なんて言葉を置き忘れて縦横無尽に口内を犯していく。
おじさんのおちんちんは、カリが高くてその分余計に咥えにくい。
僕は、ただただ懸命に口を開いていた。
「ゴメン、結斗!」
「!?」
おじさんの言葉と共に、緩やかだった動きが激しくなった。
ガッガッグッグッ、ヌコヌコヌコヌコ
舌の上で逞しいオスが、暴れまくる。
先走りが溢れて、僕の唾液と混ざり顎を伝って流れ落ちていく。
「ふうっふうっ、あ~イク…。結斗!結斗の可愛い口の中に、おじさんの精液が出るよ!」
「んっ、んぶぅ~っ?」
その言葉に焦り、舌で押し返そうとするけれど全く意味の無い動きになってしまった。
「はっ、はっ、はっ、イク…!」
グググッ
ドプッ
喉の一番奥に亀頭が押し付けられた。
同時に熱い液体が弾ける。
「~~~っ」
声にならない。
注ぎ込まれる精液を開いた喉から体内へと招き入れるしか無かった。
おじさんの射精は、長くて精液も多くて窒息するんじゃないだろうかと、虚ろな頭で考えていた。
「美味しい?全部飲むんだよ」
優しい声が頭上から降りてくる。
指示に従うつもりはなくても精液は自然に流れ込んでくる。
漸く射精が終わり解放されて、僕は脱力してその場に両手をついて俯いた。
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