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第93話 ※ひとつずつの楽しみ
リボンを落とされた僕の首元には、おじさんの指。
見下ろすようにしていると、指が器用に動き始める。
ボタンを丁寧にひとつずつ外していく。
「楽しい?」
「楽しい♪」
おじさんに訊くと、そう返ってくる。
それは何よりだよ。
それにしても、いつも自分で脱いだり着たりする服をおじさんに脱がされるなんて…。
「子どもの頃みたいだね」
小学生の頃プールへ遊びに行ったときに、僕があまりにも遅いので、おじさんが着替えを手伝ってくれた事を思い出した。
「結斗…ムードってものは無いのか?」
おじさんにそう言われて首を傾げた。
ムード?
「…ごめんなさい」
よく分かんなかったけど、謝っておいた。
プチ、プチ、プチ、
外されていくボタン。
その隙間から今度はおじさんの掌が、遠慮なく差し込まれた。
両方の胸を撫でながら、唇で肌にチュッチュとキスしていく。
くすぐったいのと、気持ちいいのとで僕の体がピクピクしてくる。
何だか下半身もモジモジし始めた。
「ふぁっ?」
おじさんの動きに意識を向けていると、あっという間にシャツが脱がされた。
スルスルッ、パサァッ
あぁっ、買って貰ったばかりのシャツが!
内心拾おうかと思ったけど、そんな余裕は幾分もなかった。
「あっ、約束ッ違うよぉ…っ」
おじさんは頭を下げると、直ぐ様僕の乳首へと唇を寄せてきた。
「あ、あんッ、やめてよぉ」
先ずは舌先でチロチロなぶる。
その次は押し潰すようにして、準備完了。
「あ、あぁっ、ん、ンンッ~ふうぅんっ」
チュッチュッチュッチュパッヂュチュウウ…!!
遠慮なんてする訳もなく、乳首が取れたらどうしよう、という心配が頭に浮かぶ位に吸い付かれる。
しかもわざとらしい音を立てるから、僕の体もそういう風に慣らされていった。
乳首を吸われたらエッチがしたくなる…条件反射?
おちんちんよりもおっぱいが気持ちいいなんて…どうしよう。
おじさんもおっぱいが好きだから、求められると嬉しい。
女の人もそうなのかな?
おばさんのおっぱいも、海里おじさんは舐めたり吸ったりしたかな…そりゃぁ、してるよね。
うん、…してるよね。
そう思ったら益々自分のおっぱいを吸って欲しくなった。
おっぱいというには不十分で貧相なものだけど…。
少し胸をおじさんの舌へ押し付けるようにしてみた。
グリッ、コリリッ
おっぱいの芯が根元から折られるような衝動。
「あぁっ、あ、あん、あん」
なんで気持ちいいんだろう…。
僕は快感だけを集中して拾おうとして目を閉じた。
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