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第37話 腕を伸ばして(R)
バッチゅんバッチゅん!
入れたと同時に、おじさんは容赦なく腰を打ち付けてくる。
膝裏を持ち上げて僕の胸に押し付けられた膝が少し痛い。
荒々しく扱われながら行われる。
正直苦しい。
「あうっ、うっ…!」
繰り返される抜き差しに、穴が悲鳴を上げる。
「あっ、あっ、あんっ」
中の敏感な箇所に狙いを定めたのか、そこばかりを突かれる。
グッグッグッグッグッグッ
今、僕の敏感な場所におじさんの逞しいおちんちんが…!
「やうっ…はぅん!あっ、あっ、あ」
グチグチグチグチ、ヌチュヌチュヌチュ
余りの激しさに、イヤイヤと首を左右に振りながら過ぎる快楽を逃そうとした。
けど、しっかりと掴まれているので叶わない。
気持ちよすぎて苦しい!
もう嫌だと強く思った時だった。
「…!!」
おじさんが持っていた膝裏から手を持ち直し、足を肩に担ぎ上げた。
それから僕の顔の横に両手を着いて、覆い被さってきた。
「はぁっ…結斗…」
おじさん…。
熱い吐息混じりに名前を呼ばれる。
僕に向けられる瞳も壮絶な色気を纏っていて、ドキッとさせられた。
汗を浮かべ僕を見下ろす、整った顔。
僕を食い尽くさんとする、しなやかな筋肉を纏った裸体。
顔が近い…。
「結斗…」
チュッと、優しいキスをされた。
「動くよ」
宣言された直後。
スパンッ!パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッ!!
「~ッ!」
恐ろしいほどのピストンが始まる。
さっきまでの行為がカワイイとさえ思える。
「…、…ッ、…ぁん…アァッ!」
獣だ。
おじさんの腰振りは、凄まじかった。
ギリギリまで抜いたら一気に奥底迄捻り込んでくる。
壊れてしまうかもしれない、と思った。
ズパンッズパンッズパンッズパンッ
足を踏ん張り、腰だけを懸命に振り続ける。
前傾姿勢で覆い被さられ、視界はおじさんだけだ。
「アァッ、ァン、アン、アン、アン!」
僕は、揺さぶられながら夢現で、おじさんの顔を見た。
髪を振り乱し、眉を切なく寄せ、口をうっすら開いて荒い息を上げ、卑猥に腰振りを続けている。
目が合うと、合間にキスをくれる。
僕は、投げ出していた手を自然と持ち上げていた。
それから、おじさんの首へゆっくりと両手を伸ばした。
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