激しくて優しいキス… 紘二の首に腕を回して俺も夢中になって求めた。 流れ続けるシャワーの音さえも心地よく感じる。 ゆっくり唇が離れた。 「…稑くん、このままだとお手伝いできないんだけどなぁ？」 「このまま…」 「りょーかい。このままちゃんと掴まっててね？」 「あぁ…」 紘二の首に回した手に力を込めた。 スルスルと紘二の指が俺の身体を這ってから割れ目を開いてソコをなぞった。 「稑くんのココ、さっきまで僕の形してたの覚えてる？」 恥ずかしくなる言い方だ。 忘れるわけがない。 ゴムの違和感なく初めて感じた紘二の感覚…形…熱… 「…忘れたら、またシてくれるんだろう？」 「ふふ、ズルいんだ、その返し…」 ゆっくり紘二の指が挿入ってくる。 俺の中の熱が甦ってきて、身体が震えた。 「ん、ン…」 「…稑くんのナカ、トロトロ…」 「ん…ふ、言うな…ぁ…」 閉じていた足が自然と開いてガクガク震える度に必死で紘二にしがみついた。 「こらこら稑くん、そんなに誘い込まないで…」 「ち、ちがッ…」 紘二の指の動きに身体が集中している。 ゆっくりと熱が迫りあがって、もうなにがなんだか分からない。 倒れそうになる俺を支えてくれているのは紘二の片腕だ。 紘二の腕に抱かれながらその胸の中でグズる事しかできない。 「稑くん、分かる？」 「ん、ンん…は、ぁ…」 「僕はお手伝いしてるだけなのに、もうイッちゃいそうだよ、稑くんの…」 言われて気づいた。 迫り上がってくるような熱の正体… 「こーじ…イきた…ぁ…」 「…うん、もう後ろは大丈夫そうだけど、このままちゃんと弄っててあげるから、稑くんは前の方…好きなだけ弄っていいよ…」 その言葉に紘二にしがみついていた腕を解き握ると夢中で扱いた。 浴室と俺と紘二の熱で頭が真っ白になるまで…