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02
そろそろと立ち上がり木に手を付いて尻を突き出す。そのままズボンを脱いで恥部を晒すと右手でお尻をわざわざ開き赤く晴れ上がっているアナルを見せた
「…挿入て」
「それは命令?」
「…ッ……挿入れて…下さい」
「ちゃんと言って?」
「俺の…アナルに…チンコを挿入れてください…ッ」
言い切った瞬間に自分の自尊心やらプライドがぐちゃぐちゃに引っ掻き回された気がした。
男であるのに、見ず知らずの男に尻を見せつけ、自ら浅ましい格好をして男を誘い込んでいる
こんなに惨めで悔しい事はなかった
「祥くんのお強請り…答えなきゃね」
「え?!」
「今すぐ挿入れてあげるから!」
「ちょっ!それは…約束と違う…!」
「強請った癖にそれは嫌だなんて、じゃあこの動画ネットにバラまこうか?」
「それはダメ!えっ…嘘っ待っ、…んァァ!!」
ぐちゅんっ 粘着質な音を立てて男のペニスがアナルのなかに突き刺さる
「はぁっ…はぁっ…祥君の中っ…あっつい…気持ちいい…すきっすきっすきっ」
「ああっ…んっんっ…やらぁ…抜いって…!やぁっん…ああっん」
「気持ちいいだろ?なあ!おい!」
「んんっ!だめっ!奥っ…だめっ!」
「奥が気持ちいいの?ここ?それともこれ?」
「だめっ!…いやっ、ああんっ…んっ…いやぁぁ?!」
「はぁぅ…きっつ!これか!これが好きなんだ?これだよね?祥くんの中ビクビクしてる!」
「いやぁぁ!もっ…やめっ…抜けっよ!」
ぐちゅんっぐちゅんっ
パチュンっパチュンっ
体の中に男のモノが抽挿される度に聞きたくもない音が公園に響き渡る
男の息が耳元にかかりゾクゾクと鳥肌がたち吐き気がこみ上げる
腰の動きが激しくなりより一層奥を立ったまま貫かれカクカクと揺さぶられてばかり居ると男が思い切り腰を打ち付けてきた
「出すよ!ちゃんと零すなよ!」
「それはっ!…あんっ…らめっ…!やらっ!らめっ…外っ!外っに!んァァ」
中に出されたらもう本当に何かが可笑しくなる気がして必死に懇願して男から離れようとするが男は腰をしっかり押さえつけると再び抽挿を繰り返す。
もう駄目だ、そう思ったとき後ろに居た男が苦しげな声をあげ地面に叩きつけられた
いきなり体を押し上げる力が消えたせいで俺の体は支えられなくなりズルズルと座り込む
ペタン、と女の子座りで内股のまま情けなく腰を抜かしてしまった
「俺のしょーちゃんに触んな」
「…ッ直輝」
「お前…しょーちゃんの事泣かせてんじゃねーよ…泣かせていいのは俺だけなんだよ」
直輝はそんな素っ頓狂な事を言うと男を掴みあげ手に持っていた携帯を奪い取る。そして目の前で思い切り踏み潰して壊すと男に再び迫った
「なっ…なっ…何すんだよ!」
そう言って怯える男の服をすべて剥ぎ取り、全裸で縮こまる男の写真とムービーを取り出す。一通り撮り終わると服を遠くの通りに投げ捨てた
「お前が俺らのこと他言したらこれで済むと思うなよ?」
「はっはい!!!」
「恥ずかしい思いだけじゃ済まねえて事覚えとけ」
「ぜっ絶対言いません!」
「お前の恥ずかしい写真ばらまかれたくねーなら素直にいえ」
「はい!いいます!だからばらまかないで!」
「携帯の他にデータは?」
「ないです…携帯でしか撮影してません」
「本当だな?」
「はい…本当にです…」
直輝は男を鋭い瞳で睨みつけると俺の元にやってきて、乱れた服を直してくれる。そして赤く晴れ上がっている両頬を大きな掌で包み込んだ
「しょーちゃん」
「ふぇ?……なに?」
「戻ろう」
直輝は酷く苦しそうに顔を歪めると俺の体を優しく抱きしめてから抱き上げた
ふわっと抱きかかえられて、いきなり持ち上げられてびっくりしてしまい直輝の首元に咄嗟に腕を回す
そして裸にされた男をもう一度睨みつけ名前を聞き出すと直輝は踵を返して、公園をあとにした
公園から離れて少ししてから体中が小刻みに震え始める
怖かった。本当に怖かった。
知らない奴のものが体に入ってくる度に色んなものが引っ掻かれ消えてく気がした。
直輝の腕に抱きとめられたまま震えていると、あやす様に俺のオデコにキスを何度も何度もしてくる
そして昔のような優しい声で「大丈夫、家に帰ろう」と何度も何度も繰り返し俺に囁いてくれた
直輝の家まで抱っこをされたままで運ばれ、そのままお風呂に連れていかれる
余裕のない表情で俺の服を全て脱がすと再び抱き抱えて浴室に入り込む
「……しみるかも」
直輝がバスタブに座りその上に後ろから抱きしめるようにして足の上に俺を座らせると熱いシャワーを俺の全身にかけて洗っていく
「…ッ!」
「しみる?」
「平気」
あちこちで暴れたからか全身に擦り傷が出来ていてボディーソープが体中に染み渡る
それでも直輝の手つきがあまりにも優しすぎて痛みよりも心地よさの方が体中に広がっていった
「少し我慢してな」
「ぁあんっ」
直輝は俺に一言そう言うと恐る恐る俺のアナルに指を突き刺す。掻き回すようにしてさっきたくさん出された直輝の精液をかき出していった。
シャワーをアナルのなかに入れる度、そういうつもりでやっているわけではないとわかっているのに敏感な体ではそれさえも物凄く気持ちよくなってしまう
「やぁぁぁっ!らめっ!イクッ」
「ん、ほらイっていいよ」
「ああぁっ!んっ…んんっ!…はふっ…直輝…」
「…いるよ、ここにいる」
「……直輝…苦しい…」
「………ごめん…しょーちゃん、ごめん」
「んっ…直輝の…挿入れて…」
「え?」
「俺のに…!直輝ッ…の、挿入れて…あいつの感触…消して…」
「………」
「…嫌いなのは、わかってるから…でも…お願い直輝…俺に挿入れてよ…」
後ろを振り向き悲痛に歪めた顔をしている直輝に強請る。どんどん悲しそうな顔をしていく直輝にそれでもお願いをすると、言葉を遮るかのように唇を塞がれた。
自分の意志で口を微かに開くと、激しく口内に舌が入り込み歯列や舌の裏顎上を嬲られ擦られ噛み付くようなキスに驚き反射で身をひこうとする俺の頭を直輝の大きな掌が押さえ込む。
そして熱いシャワーに二人で打たれながら何度も何度もキスをして角度を変えては、お互いがどちらも深く貪るように口づけを交わす
「ふぅっ…んぁっ……んーっ…ぁ…ん」
キスをしながら震える足で立ち上がり、直輝に促されるままお風呂の壁に体を押し付けられた
さっきとは違う真正面からの深いキスにいよいよ酸欠寸前になるがそれでも直輝は口を離さないし、俺も必死に舌を絡める
俺の顔を包みこんで角度を変える度に飲み切れなくなった涎が俺の唇から溢れて顎を伝い首筋に何滴も落ちていく
キスだけでビンビンに勃ち上がった俺のペニスに足のあいだを無理矢理にこじ開け割入れた直輝の膝が子擦り付けられて、揺すられ、とんとんとリズム良く刺激を与えてくる。
「んぅっ…ふっ……んぁっ…な…ンッ…き」
「……ッ」
プハッと酸素を求めて大きく息を求めるようにして口を離す二人の間に銀糸が引いた。
蕩けきっているだろう俺の瞳と欲情に染まりきった直輝の瞳が合う瞬間再びどちらからともなく深く貪るようにキスをする。
何度も何度も長い間キスを繰り返し、
お互いが離れた頃には俺は直輝のキスだけで二度も射精していた。
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