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05
突き抜ける様な快感が体を支配して頭が真っ白に染まりかけた時直輝が俺のアナルから指を抜いた
イク寸前で止められた体は期待を裏切られぐったりとしてジワジワと体を震えさせる
「祥イキたい?」
「…っ」
直輝がニヤニヤと笑いわかりきっている事を聞いてくる
「しょーちゃん?」
「っイキ…たく…ない」
「ふーん」
直輝は素直に言えない俺の返事を聞くと俺から離れて行く
「イキたくないなら辞めよ」
「えっ?!」
「だってもう俺、無理矢理とか嫌だし…」
しゅんとした顔をしてそんなことを言う直輝にふつふつと怒りが湧きだした
悲しい顔してるけど内心ニヤニヤと笑っているのがバレバレだ
俺がお強請りする迄は絶対に触れてくれないつもりなんだ、直輝の思惑に乗るなんて絶対に嫌だ…
そう思って俺も口を閉ざすが体中がヒクヒクと期待に震えている。下半身を直輝が悠々と見つめていると思うだけで顔が沸騰したように赤くなりペニスがヒクヒクと震える
アナルもキューっと締まりだし今すぐ激しく抱いて欲しくてたまらない
俺は手の甲で瞳を隠して顔を隠すと小さく呟いた
「…………シて」
「なに?」
「続き……シて…」
「…指で?」
「っ…違っ…!直輝ので…」
「………」
「〜〜〜っ!」
俺はじれったくなり快楽で染まっていく体を動かし自分で足を抱えると直輝を見上げた
「俺の中に直輝のチンコを入れてって言ってるんだよ変態!」
恥ずかしくてたまらなくてどうしても暴言が出てしまう
しかし直輝は先程までの悲しそうな顔は何処へやら、ニタニタと意地悪げな笑顔を浮かべると俺に近づいてきた
「……自分で股開いて誘っちゃうなんてどっちが変態なんだろうね?」
「違っ!」
俺はぼんやりする頭で直輝の言葉を理解すると勢いでしてしまった自分の行動を思い返して羞恥に涙が出そうになる
「でも可愛かったから沢山ご褒美あげるよ祥」
「んぁっ」
直輝が俺の髪を撫でると俺の中にチンコをゆっくりと入れてきた
「祥の中ヒクヒクしてる、そんなに気持ちい?」
「うるっ、さ…んっ…ああっ!そこっ、やっ!」
「ここ好きだよね、グリグリする方が好き?」
「好きっ、じゃない…んんんっ」
「あっそ」
直輝はふっと鼻で笑うと緩やかに抽挿していた動きを激しくして俺の中を掻き回す
さっきイケなかったせいで体はいつもよりも熱く火照っていて気持ちよすぎて頭が蕩けそうだ
直輝の暖かい手が何度も何度も俺の髪をすいて撫でるせいで顔もきっと蕩けて間抜けに違いない
だんだんと絶頂に近づいてきて頭も体も痺れてる視界も霞だしてガクガクと体が震える
「祥、気持ちい?」
「ああっん…んっ…うんっ…気持ち、いい」
「ふふっ素直だね、イキたい?」
「んんんっ…んぁっ…あんっイキたい…っん」
「よく言えました」
直輝が低く甘い声で俺に何か囁いていた
ぼんやり痺れる頭で必死に言葉を理解すると口からポロポロと喘ぎと一緒に素直に言葉が漏れる
俺が何かを答える度に俺の中を突いている直輝のものが大きくなるのが分かって思わず締め付けてしまう
「んーっ…あっ…もうっイクっ…あんっ」
「うん、イっていいよ祥」
「あああーっ…ん〜〜〜っ…ああっん」
背中をが痙攣したみたいに仰け反り直輝に抑えつけられていた爪先がピンとつきたつと体中に甘い痺れが駆け走りペニスから白濁液を吐き出した
俺がイったのを見ると直輝は俺の中からチンコを抜いて口の横に持ってくる
イった余韻でポーっとしながら目の前にある直輝のモノを意識せずに口の中に咥えこんだ
先端をパクっと加えてチロチロと舌で舐めながら竿を扱くとビクビクと反応をしてくれた
それが嬉しくて尿道に舌を突き刺して強くジュルっと吸い上げたら直輝が甘く吐息を漏らした時に口の中にドロドロとした直輝の精液が吐き出された
「っ!」
「全部飲んで」
「…ん…んっ……ふっ…んぅ」
飲みなれない白濁液をコクコクと飲みきる
「口あけて舌出して?」
「んんっ……」
直輝に言われたとおり痺れる意識で、口をあけ舌を出す。直輝の指が舌を挟んで撫であげ口の中に入り込むとキスのように口の中をかき混ぜる
気持ちよくて目を閉じて直輝の舌を追いかけると、直輝が俺の口の中から指を抜いた
「ちゃんと飲み込めたね」
「ん」
ぼーと微笑んでくる直輝を見つめていると直輝が俺の腕を引っ張り抱きしめてきた
そのまま持ち上げられて壁に寄り添い座ると足のあいだに座らされ直輝に寄りかかる
トクン トクン と少し早い直輝の鼓動が聞こえてきて心地いい。安心する。
背中をとんとんと直輝の大きな手があやしてきて眠気が襲ってきた
「……祥眠いの?」
「ん」
「少し寝な」
「うん」
直輝の優しい声に安心して瞼を閉じる
トクントクンと直輝の鼓動を子守唄に俺は眠りについた
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