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セフレなの?

カーテンの隙間から光が差し込む。 キラキラ輝く光は幾重もの線を折り重なり綺麗で眩しい輝きを放っている まだ眠い頭を動かし切れない眠りから覚ますように朝日がカーテンの隙間から降り注いでいた。 そう、今の時間は清々しい朝の筈何だが… 「あぁっん…なおっ…も、やめっ…て!」 「……エロい顔して寝てんのが悪い」 「やだっ!それっ…!エロ…くなんっ…てないっ…んっ!」 「今も最高にエロいよ?」 「あああっん!やらっ!イっちゃ…んーーっ!」 「祥、口あけて」 「…ん……んんっ…うっ……ふぅ、ん」 口の中に直輝の白濁液を放たれながら自分のペニスからも白濁液を吐き出す 「…っ…ん、いい子…祥飲んだら口開いて見せて」 「んぅっ……ん……んっ」 口の中に広がる独特な匂いと舌触りの精液をこくこくと飲み込むと回らない頭で言われた通り口を開いた 直輝はそれを確認するとキスをしながら覆い被さってくる さっき迄の激しいエッチとは想像もつかないほどに優しくて繊細でくすぐったい気持ちになるキス 朝の日差しに与えられる暖かさと 心の中に広がる不思議な暖かさに包まれると心地よくてもう一度このまま眠りにつきたい 「祥?」 「んー」 「眠いの?」 「うん」 「…学校休んじゃう?」 「うん」 直輝の優しい声色を聞きながらその胸に顔をうずめて瞼を閉じた時ハッとした (………ん?学校?) 顔をあげ部屋にある時計を確認する (しまった!もう起きる時間!) いつもの起床時間よりも少し遅い時間を指す時計を見て勢いよく体を起こす 「〜〜〜っ!痛いぃ…」 「あーあー、勢いよく立つから〜」 「人事みたいに言って…お前のせいだバカ直輝!」 隣で肘をつき手のひらに顔を乗せ悠々とこちらを伺いほくそ笑んでいる、この腰の痛みの元凶である男を殴った 「朝から暴力なんて…」 「うるさい変態!直輝こそなんで毎朝普通に起こせないんだ…」 「だから、それは祥がエロい顔して寝てんのが悪いんだろ?」 「………だから泊まりたくなかったのに」 「じゃあ泊まらなきゃいいだろ?」 「直輝が泊まらなきゃ陽の居る前で犯すって言うから!」 「……犯されたいんだ?」 「ちがっ!…もういい…着替えて学校行く…」 俺は朝から直輝との終りの見えない言い合いから早々に抜けると重い体を動かして学校の支度を始めた あの日新しい関係を始めてから1ヶ月程が過ぎた 季節はもうすっかり夏で、朝の日差しはキラキラと輝いて青い空は色濃くどこまでもその綺麗な蒼は続いてる 朝日を身に浴びながら制服のワイシャツを羽織り、紺色チェックのスラックスを履く 窓の外の景色をぼんやりと眺めながらワイシャツのボタンを締めていく 第二ボタンまで締めて、赤いネクタイを取り出し首にかけて結ぼうとした時後ろから直輝が抱きついてきた 「重い…離れろ」 「ん〜、俺が結んであげる」 「……いい自分でやる」 「祥は窓の外見てなって」 直輝はそう言うなり俺の後ろに立ってネクタイを取ると結びだす 言われた通り窓の外を見ようとして胸が騒いだ ガラスに俺とその後ろに立つ伏し目がちな直輝が映っていた 大きな窓ガラスには全身が映っていて 直輝に抱きしめられている様なこの状況をぼんやりと見つめてしまう 窓に写る直輝の綺麗な手から伸びる男らしい筋のある鍛えられた腕、肩のラインは綺麗で何も着ていない上半身に見える鎖骨も首も何もかもが色っぽく見える ネクタイに向けられている表情は真剣で伏し目がちの目にドキッとしてしまった。 少し寝癖のついてる白髪の髪が直輝が揺れる度にふわふわと踊りキュンっと胸が高鳴る (………今さっきまで…抱かれてたんだ…) 数分前のことを思い出すと顔が熱くなる ぽーっとしてる自分に気づき恥ずかしくなって下を向いた時うなじにピリッとした痛みが走った 「んっ」 「綺麗なうなじ」 「舐めるな…」 「祥の綺麗なうなじにキスマーク沢山あるね」 「え?!嘘?!」 「本当に」 「そんな…誰かに見られたらどうするんだ」 「俺のものだって言ってやれば?」 「……調子に乗るな、誰が直輝のものだよ」 俺は冷たく直輝を見つめあげると 肩を抱きしめてくる腕から抜け出しキッチンに向かった 「…直輝朝ごはんどうするの?」 「あー作っといた」 「え?!」 「だから、作っといたって言ってんの」 「……」 驚きテーブルの上を覗き込むと しっかりと朝ごはんが置いてある 「……ボケっとしてねーで早く食べろよ」 「う、うん」 「あっそれとも食べるより俺に食べられたいの?しょーちゃんっ」 また朝から変態めと思い睨み返してテーブルに移動して椅子に座った 直輝もリビングの窓からこっちに来て、向かい合って座る 「いただきます」 作ってくれた直輝に伝えると早速ご飯を食べた 「…美味しい」 「だろ?」 「……うん」 直輝が作ってくれた朝ごはんは本当に美味しくて、変態で絶倫でドSなところが無ければ本当にパーフェクトなのになぁ…なんてぼんやりと頭の隅で考えた 直輝も黙々とご飯を食べていて、二人で朝のニュースを見ながら食事を平らげる いつもならとっくに家を出ていないと間に合わない時間だけど、直輝が新しく一人暮らしを始めた家は俺の学校までは一駅で、俺が働いてる美容院までは歩いて行ける距離だ 美容院も学校も都心の中心にあるのにそんな場所のマンションに一人暮らしできるなんてよほど直輝は会社にとって期待の星なんだろう 結局あの日に聞いた引越しの理由も 直輝の熱烈なファンからの追っかけや待ち伏せが増えた事が原因らしい 実家暮らしだと家族にまで迷惑がかかるからって事で一人暮らしを申し出たところ、会社の契約してるマンションにしなさいと女にだらしのなかった直輝を心配して住むことになったそうだ (……女にだらしない…) そうだ、今でこそ毎日毎日エッチな事沢山してるけどこのままでいいはずもないし…ましてや直輝のそういう性事情がイマイチわからない 今もやっぱり他の女の子と繋がってるんだろうか… 直輝に直接聞けば解決する事だろうけど、 それは何だか恥ずかしくていつもいつも聞こうとしては失敗していた でも1ヶ月も経って、俺もそろそろ答えを出さなきゃだよな〜なんて考えると頭が痛かった

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