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お強請りして

祥と手を繋いで1時間かけて夜の道を散歩しながら歩いてきた 身体も疲れてるし祥を探し回りに走り回ったおかげで疲れに拍車はかかってたけどこうゆう時間も悪くないなんて思ったり思わなかったり 直ぐに暴言を吐く祥も突っぱねたりしないでニコニコと俺の手握って可愛い顔して楽しそうにしてたし…まあ、また時間ある時にでもこうやって外散歩するのもいいものだった 家つくなり祥はそそくさとお風呂に駆け込んだから俺も一緒に入るって押し倒したら拳骨が何発も食らってきて渋々ソファの上で待機 どうせ祥の事だ、あの瑞生とかいうやつに付けられたキスマークどうにか消せないか試行錯誤してるに違いねえ 「…ちっ…俺の祥に手出しやがって」 ぐるぐると迎えに行ったとき目に入った祥の体中に浮き出つ赤いキスマークに包まれたあのほっそい体と、びっくりして間抜けな顔していた祥の隣に想定内とでも言うかのように俺を見定めていた瑞生ってやつの顔が浮かんで消えない 付き合ってそれでもう最高に幸せな筈なのに俺は祥の事になると余裕もなけりゃ心も狭いみたいだ どんな事にも執着して来なかったしどうでも良かった、だから手軽に簡単にいろんな奴に愛想も振りまけたし、馬鹿みたいに同情する心なんて持ってこなかったから後腐れなんてなかった そうだったのに、祥を好きになってここまで自分が独占欲が強い奴だって気づかされた 俺こんなんじゃいつか祥の事監禁しそうだわ…首輪似合いそうだな…なんて冗談にもならないことを考えているとシャンプーの香りが漂ってくる 目を覆っていた腕にポタポタと水の雫が落ちてきて、 祥が風呂から出たんだと分かり顔をあげて思わず後悔した 「…………なにその格好」 「へ?ああ、着替えなくて…棚に直輝のシャツあったから勝手に借りたんだけど…パンツとズボンどこにあるのかわからなくて…貸してくれない?」 困ったようにごめんね〜と言いながら笑う祥の格好に目眩を起こしそうだった 白く細い体はお風呂上がりだからなのかほんのり赤く染まり、俺も鍛えてはいるけどモデル業だし細身のはずなのに俺の体格とここまで違うのかシャツ1枚でお尻まですっぽり隠れている シャツから覗く足はスラッと白く長くてその先にまさか男のシンボルがついてるとは思えない 髪は濡れていて何だか見ていて加虐心が湧くし…これが巷でいう彼シャツか…くっそ、可愛いな 「……あ、あの…直輝?ダメだった?」 「…いやダメじゃねーよ」 「良かったぁ………ふふっ、なんか直輝のシャツ着てるとずっと直輝に抱きしめてもらってるみたいだねっ」 祥はそう言うとニコニコ笑った後に肩の幅が合わずでろーんと見えている胸元の袖口をくいっと持ち上げてスンスンと匂いを嗅いだ そのおかげでお尻がさっきまで隠れていたのにチラチラと見え隠れしている そんなことにも気付かず俺の前で無防備にパンチラならぬ尻チラをやられて俺の理性が持つわけがねえ ぷつんと理性が切れる音が聞こえた俺は、ソファから立ち上がると未だ匂いを嗅いでニコニコしている祥の腰を掴み担ぎあげた 「なっ!ちょ、下何も履いてないんだけど!」 「要らねえだろどうせすぐ脱がすんだ」 「?!?!お前っもっとなんか…!バカ!離せよ!」 さっきまでのお淑やかな祥はどこに消えたのか俺の肩の上でバタバタと暴れる祥の力はなかなか痛い でもそれよりも俺の事煽った祥が悪いこの一週間触れられなくて溜まった分泣いてもやめてやらない 寝室までたどり着くとベットの上に祥を投げる 「〜〜っ…いった…」 投げられ起き上がろうとした祥は股を開いたままで俺から丸見えだ それも知らず俺に睨みあげて何か文句を言いたげにしている 「……祥、睨むのも構わないけど可愛いあそこが丸見えだぞ」 「なっ?!」 俺がそう言うなり祥は顔を真っ赤にしてぺたんと内股に、座りシャツを伸ばす これでもかと伸ばされたシャツは胸に大き隙間を広げピンと伸ばされているため今度は可愛いピンク色の乳首が顔を覗かせていた 「……今度は乳首が丸見えだけど…そんなに襲って欲しい?」 「えっ?!ち、違う!」 祥はハッとすると自分の胸元を手でバッと勢いよく抑えた 右手で胸を押さえ、左手ではシャツを伸ばし隠して赤らめた表情でこちらを見上げる様はなんとも加虐心が刺激する 祥に一度ニコリと微笑み、自分の唇を思わず舐めると祥は襲われるとわかったらしく逃げ出そうとした でも俺に簡単に捕まるとベットの上に仰向けで寝かされ、手首をシーツに頭の横で張り付けられ拘束された 「はっなせ!」 「…なんで?」 「な、なんでって!お前こそ…なんでそんな…」 「俺が何?」 「……何ですぐエッチな事しようとするんだよ!変態!」 「祥が可愛いから」 「うるっさい!可愛いっていうなよ!」 祥は可愛いとか綺麗とかそういった言葉を言われるのに物凄い拒否を見せる 本人曰く、男なのにそんなこと言われて嬉しくもないしコンプレックスだと言っていた まあ祥の言いたい事もわからなくはないけど、でもやっぱり可愛い 今俺に組み敷かれてそっぽ向いてる癖にチラチラ横目で見上げてきたり 力が適わなくて悔しいのか少し唇を噛み締めていたり 素直じゃないところが逆に燃えさせる 「……祥こっち向いて」 「嫌だ」 「お願い、祥こっち見て?」 「……いや」 「祥ちゃん」 「…無理」 「なんで?しょーちゃん、好き…こっち見て?」 「〜〜〜っ…お前そういうのずるい」 「祥の事が好きだから好きって言うんだよ、だからこっち向いて顔見せて」 「……無理ぃ」 「しょーちゃん」 「だっ、だって今の直輝かっこ良すぎ見れないんだよバカぁ」 そう言う祥の目には羞恥からなのかじわっと瞳が潤う 「……祥、お願い…こっち向いて」 俺がさっきよりも苦しげな声をわざと出して祥にお願いする 「………」 すると恐る恐る赤く染め上げた顔をこちらに向けて俺の目を潤んだ瞳で見つめあげてきた (あーもう無理食べたい) 心の声が合図かのようにそんなことを思った時にはその赤く美味しそうな祥の唇を舐めあげた 「んっ」 キスではなく舐めあげられた事に驚き目を回している祥に尋ねる 「…祥キスして欲しい?」 「して欲しくない…!」 「あっそ」 そうしてまた祥を煽るようにわざとキスはしないで下唇を噛む 「…して欲しくないの?本当に?」 「…うる…さい…」 祥はふるふると体を震えさせながら必死に俺を睨みあげてくる 「ふーん、そっかぁ」 そう言って俺は何度も何度もキスをせずに唇をイジメ倒した 「やっ…も…やだぁ……直輝…」 「何がやなの?キスしたくないんだろ?」 「んっ……だ、から…もう…」 「祥が嫌なことは俺もしたくないなぁ〜」 「うぅ…も、ごめ…なさ…んっ」 「……」 「……キス…して…も、嘘つかない…からぁ…直輝…キスしたい…」 祥はとろとろに惚けた顔をして苦しそうに強請ってきた 「ふっいいよしてあげる」 俺が祥の髪を撫でながらそう言うと祥は俺の首に手を回し自ら口を少し広げて目を閉じる 本当に祥はキスに弱いなと改めて思いながら天邪鬼な祥の可愛いお強請りに答えた 「んっ……ぁ…ふぅ…んぅ」 優しく優しく撫でるように祥の口の中を犯すとどんどん祥の体から力が抜けていくのがわかる 腕にも力が入らないのかゆるゆると首からずり落ちて肩に必死にしがみついてキスに答えようとしてくる 「んんんっ…はっ…ん〜っ…ぅん…な……き……ぁ」 もっと祥の理性を溶かさないと素直になれない祥に追い討ちをかけるようにして激しく口内をまさぐると眉間に皺を寄せて苦しそうに悶えている シャツを握る手にも力が入りクシャっと俺のシャツを握り締めて口から漏れる声は酷く甘い ぐるりと犯しつくして顔を上げると銀糸を引いたその下にはぁはぁと必死に胸を上下させ溢れた唾液に濡れそぼって唇をテラテラと光らせいかにも襲われた後のような顔をしてぼんやりとしている祥がいた

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